Mr.Children「Dive」の解説と考察だよ♪
「Dive」の制作意図が分かる
楽曲紹介
楽曲収録CD
概要 | 収録作品 | 発売日 |
---|---|---|
5th ALBUM | 深海 | 1996年6月24日 |
豆知識
インストだよ♪
アルバムジャケット情報
- 撮影場所はスタジオ
- 椅子は「アンディー・ウォーホル:電気椅子」をイメージ
- 椅子の上の光は水槽に乳褐色の入浴剤を入れ表現している
- アートディレクター:信藤三雄
桜井「蒼い部屋に椅子がぽんと置いてあって、薄気味悪い影がある。そこにはかつて誰かが座っていたのかもしれないけど、今そこには影しかない。でも、いないのに椅子がぽつんと置いてある不自然さがあって、そして、再びその椅子にまた誰かが座るのかもしれない」
MV(ミュージックビデオ)情報
なし
ミュージックビデオはございません
タイトルについて
深海へと続く物語へ…Dive。
楽曲解説
制作背景・意図
桜井さんのコメントはとてもシンプルで、「『深海』といえば、やはり水の音以外ないだろう」ということで制作されたトラックとのこと。
相変わらず意地悪な解説ですが、もう少し踏み込んで考察すると、元々アルバム『深海』は52分にも及ぶ1曲としてリリースすることも考えられていました。
その冒頭、つまりこの曲は『深海』という“ひとつ”の楽曲のイントロとしての役割を持っていると言えます。
アレンジ
使用されている楽器は、チェロとシンセサイザー。
「ザバーザバー…バシャー」と、波の音がして、中盤からは引きずり込まれるようなチェロの音色で、海へダイブしていく様子を表現しています。
ちなみに制作されたニューヨーク・ウォーターフロント・スタジオではアナログレコーディングだったため、シンセを使うことをエンジニアが嫌がったそうです。
しかし“アナログシンセ”を使用することにより妥協してくれたそうです。
著名人の感想
随時更新します。
ライブ&テレビ披露
ライブ
- REGRESS OR PROGRESS
- CONCERT TOUR POPSAURUS 2001
- ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2001
- DOME TOUR 2005 “I ♡ U”(大阪ドーム公演のみ)
- Tour 2011 “SENSE”
オススメ映像作品
regress or progress ’96-’97 IN TOKYO DOME
『深海』を聴くなら、これしかない。
テレビ
なし
まとめ
僕は小学生の頃この『深海』というアルバムCDを聴きました。
音楽の楽しみ方を知らない自分は、正直“歌”のない1曲に必要性を見出せず、そこにある意味を理解することができませんでした。
しかし後に雑誌などで、このアルバムにはコンセプトというものがあることを知りました。
そのストーリー、その背景にあるものを知ることでも、音楽の聴こえ方は全く違ってくる。
皮肉なことにこの後から、本当にDiveしてしまったかのように桜井さんの心は沈んでいきます。
空へ羽ばたくわけでもなく、陸を走るわけでもなく、海の奥深くへ。
このアルバムの物語は「愛」や「夢」や「希望」を肯定するものではありません。
再生して、そこにDiveしてしまえば、息継ぎができない程に長く苦しい“問い”が待っています。