【東京】完全解説+歌詞の意味/Mr.Children

SUPERMARKET FANTASY
チルカン
チルカン

Mr.Children「東京」の解説と歌詞考察だよ♪

ポイント

大切な人がいるから頑張れる

楽曲紹介

楽曲収録CD

概要収録作品発売日
15th ALBUMSUPERMARKET FANTASY2008年12月10日

作詞:桜井和寿/作曲:桜井和寿

豆知識

チル鶏
チル鶏

元々は31st Single『旅立ちの唄』のカップリング曲候補だったらしいよ♪

チル鶏ブラック
チル鶏ブラック

もっと時間をかけて作りたくなった為、見送られたんだぜ。

チル鶏子
チル鶏子

歌詞が泣けるわ…。

アルバムジャケット情報

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  • CGを一切使用していない(デジタルに負けたくない一心で)
  • 実際のスーパーを貸し切り、商品も人も全て上から吊っている
  • 男女二人の設定は小学時代の初恋相手(詳しいストーリーは→こちらの動画で解説しています)
  • アートディレクター:森本千絵

MV(ミュージックビデオ)情報

撮影場所

なし

ミュージックビデオはございません

タイトルについて

夢を描き「東京」で暮らす 主人公。
そこで思うことは…?

桜井和寿コメント
「『東京』って街はどうしても否定されがちなところがあるじゃないですか。そこをあえて逆に肯定したいなと思って書いたんです。」

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歌詞考察

1番 Aメロ(東京を〜)

東京を象徴しているロボットみたいなビルの街
目一杯 精一杯の
働く人で今日もごった返してる

<出典>Mr.Children/東京 作詞:桜井和寿

“ロボットみたいなビルの街”が東京の象徴。

皮肉めいたフレーズから始まります。

破壊と創造が繰り返されるロボットのようなビル群。
はたまた、誰かに指示され、ロボットのように黙々と働く人間達。

それが東京。

俯瞰で見ればそうなのかもしれません。
でも見方を変えれば、みんな必死に人生を破壊されないよう生きています。

1番 Aメロ2(信号待ち。〜)

信号待ち。足を止めて誰かが口笛を吹いてる
とぎれとぎれの旋律だけど
なぜかしら 少しだけ癒されてる

<出典>Mr.Children/東京 作詞:桜井和寿

信号を待つ瞬間。
目まぐるしく動く人々が、その瞬間立ち止まります。

“誰かが口笛を吹いてる”
とぎれとぎれでぎこちなく、上手いとは言えないどこか不完全な旋律。
主人公は何故か少しだけ心が癒されました。

”ロボットのようなビルの街”にふいに人間味を感じることができたのです。

1番 サビ(描いた夢〜)

描いた夢
それを追い続けたって 所詮
たどり着けるのはひとにぎりの人だけだと知ってる
「それならば何のために頑張ってる?」
とか言いながら分かってる
この街に大切な人がいる

<出典>Mr.Children/東京 作詞:桜井和寿

描いた夢が大きければ大きい程たどり着けるのは”ひとにぎり”です。

多くの人がそれを承知で夢を追い続けるけど、その大半が諦めてしまいます。
だからこそ”ひとにぎり”でもあるのですが、では何故それを分かった上で追い続けるのでしょうか?

それは今頑張れる理由があるから。

主人公には「東京」という街に”大切な人”がいます。
自分が頑張ればその人が笑顔になり、その人が笑顔になれば自分も笑顔になれる。

応援してくれる人が近くにいるのです。

その夢は自分の為なのか大切な人の為なのかは分かりません。
一つ言えるのは、その存在が頑張れる理由になっているのです。

2番 Aメロ(東京は〜)

東京は後戻りしない
老いてく者を置き去りにして
目一杯 手一杯の
目新しいモノを抱え込んでく

<出典>Mr.Children/東京 作詞:桜井和寿

進化し続ける街「東京」。

新しいモノが次々と生まれ、古いモノはそこに対応出来なくなっていきます。
街並みはもちろん社会や流行も同じ。
先に進めないモノに手を差し伸べるのではく、置き去りにして進化を止めません。

「後戻りしない」
残酷にもそれが「東京」というに大都市に求められていることでもあります。

でも、たまには振り返りたくなる時だってあります。

2番 サビ(思い出が〜)

思い出がいっぱい詰まった景色だって また
破壊されるから 出来るだけ執着しないようにしてる
それでも匂いと共に記憶してる
遺伝子に刻み込まれてく
この胸に大切な場所がある

<出典>Mr.Children/東京 作詞:桜井和寿

“思い出が詰まった景色に執着しないようにしてる”。
言い方を変えれば、あえて過去に目を背け後戻りをしないということ。

その悲しい決断は、古きモノを置き去りにしてしまう「東京」という街そのものです。
未来を見るには過去に甘える訳にはいきません。

でも、育った場所や思い出の場所、夢を追った過程は記憶として残り、誰かに破壊されることはないはずです。
匂いと共に遺伝子に刻み込まれていくから。

景色は破壊されても記憶は破壊させない。
この胸の中に大切な場所は残り続けます。

Cメロ(バイパスに架かる〜)

バイパスに架かる歩道橋からよく見える
ベランダに咲いた彩とりどりの花
甘い匂いがこの胸にあふれ出す
あの人に手紙でも書こうかなぁ

<出典>Mr.Children/東京 作詞:桜井和寿

恋も同じ。
一度は愛し合った二人も、終わってしまえばお互いに新たな恋を始めます。
でも誰しもがどんなに小さな恋であっても、必ず記憶のどこかにその思い出が残っているのではないでしょうか?
ふと何かがきっかけで思い出すことがあるはずです。

でもそれも”この街”のように振り返ってはいけない。
振り返るべきではありません。

だから主人公はメールなどではなく、あえてアナログな”手紙を書く”という方法で抗ってみようと思ったのです。

落ちサビ ラスサビ(描いた夢〜)

描いた夢、理想を追い続けたって 多分
ものにできるのはひとにぎりの人だけど
あと少し頑張ってみようかな
それでもいつか可能性が消える日が来ても
大切な人がいる

思い出がいっぱい詰まった景色だって また
破壊されるから 出来るだけ執着しないようにしてる
それでも匂いと共に記憶してる
遺伝子に刻み込まれてく
この街に大切な場所がある
この街に大切な人がいる

<出典>Mr.Children/東京 作詞:桜井和寿

夢を掴めなくても、景色が破壊されても、その結果が全てではありません。

ロボットの奏でる旋律は正しいのかもしれない。
電子のメールは手間が掛からないのかもしれない。
でも誰かの吹く口笛に癒さたい。
温かみのある手紙を送りたい。


今いるこの場所が好きで、その場所に大切な人がいて。
だから頑張れる。

執着しないのは未来を見ているということ。
古き良きものを大事にしながらも、「東京」という街のように目一杯、精一杯頑張ってみようと思うのでした。

聴きどころ

メロディー

コーラスの入れ方とミックスがとてもいいです。
下のパートだけでハモっていたサビが、最後のサビで上のパートが追加されます。
しかもイヤホンで聴く、そのハモリが大きめのボリュームで左右(L.R)に振られているのが分かります。
それが歌詞の「思い出がいっぱい詰まった〜」というフレーズを引き立てて、胸に込み上げてくるものがあるんですよね。

桜井さんの、語尾をしゃくりながら音を切る歌い方も好きです。
(落ちサビの「描いた夢⤴︎っ♪」「多分⤴︎っ♪」など)
CDからも表情を感じることができて素敵です。

アレンジ

  • 原曲Key=E
  • BPM(テンポ)122

雰囲気は同アルバム収録の「エソラ」に切なさを足したようなキラキラした音色。
12弦のアコースティックギターで煌びやかさを出し、ストリングスで切なさを演出しているような印象です。
個人的にこの曲の12弦ギターはCDよりもライブバージョンで生音を聴くのがオススメ。
「Tour 2009~終末のコンフィデンスソングス~」で使用されています。

疾走感もありイントロも短く、長い間奏もない為、一切ストレスを感じさせないのも良いところ。

著名人の感想

随時更新します。

ライブ&テレビ披露

ライブ

  • Tour 2009 ~終末のコンフィデンスソングス~
  • TOUR POPSAURUS 2012(東京ドーム公演のみ:弾き語り)
  • Mr.Children 2マンLIVE
  • Hall Tour 2016 虹
  • 日比谷音楽祭 2023

オススメ映像作品

Mr.Children Tour 2009 ~終末のコンフィデンスソングス~

『ポプザ』の弾き語りもめちゃくちゃいいけど、バンドで演奏する『東京』が収録されているのは『終コン』だけです!
スクリーン映像と曲がリンクしてて泣けます。

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テレビ

なし

まとめ

自分のことを歌ってくれているような感覚に浸れたのは僕だけではないはずです。

2015年のデータでは東京に住む45%が地方出身者
10人に4〜5人が何かしらの目的があり、または夢を描き、上京しています。
僕もその一人でした。

アルバム『SUPERMARKET FANTASY』が発売された頃、僕は23歳。
丁度東京でプロを目指しながらバンドをやってたのもあり、この曲の歌詞がリアルに響いたのを覚えています。

元々東京で生まれ育った人はもちろん、上京した人、東京以外で頑張っている人も含め、その場所を大切に思っている人にとって大きな共感を得ることが出来る曲です。

特に何かしら夢や理想を持っている人、持っていた人にとって核心をつくフレーズがたくさんあるように思います。

Mr.Childrenは自分達が育った街でもある「東京」を、とても感銘深い作品に仕上げてくれました。

物語では”ひとにぎりの夢”を追う人を描いています。
その”ひとにぎり”を掴んだMr.Childrenが歌うからこそより響くものがあるように思います。

桜井さんはよく自分達が売れたことを「運が良かった」「ほんとにラッキーなんだと思う」「タイミングが良かった」など、とても謙虚な発言をされています。

更には「今、僕らが新人バンドとしてデビューしたとしても絶対埋れてると思う」とも…。

確かにコンテンツが多すぎる今の世の中だと、才能を”見つけられるかどうか”という意味で、昔以上に”ひとにぎり”を掴みづらくはなっています。
でもMr.Childrenが売れなかったら存在していなかったバンドや歌手はたくさんいると思いますし、日本の音楽界の天井を高くしたのは明らかにMr.Childrenだと思っています。

逆を言えばミスチルに憧れて音楽をやる人が増え過ぎて、僕のように掴めない砂ばかりの道に迷い込む人も増えてしまっているのはしょうがないことですが(笑)

ともあれ、今や日本のバンド界の頂点。

“所詮 たどり着けるのはひとにぎりの人だけだと知ってる”
だからこそ『半世紀へのエントランス』から40年、50年と音楽を大切に届けていきたいという思いがあるのかもしれないですね。

個人的にはMr.Children泣ける曲のTOP5に入ります。

YouTube版楽曲解説
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