7月15日、16日、17日に「つま恋リゾート 彩の郷」にて開催された『ap bank fes ’23 ~社会と暮らしと音楽と~』。
私、チルカンは17日に参戦してきましたので、準備段階から帰り道までしっかりレポートしていきたいと思います。
次回開催時の参考にもなるように、持ち物チェックから紹介していくよ♪
会場への持ち物
- ショルダーバッグ(Dome Tour 2019 “Against All GRAVITY”で購入したグッズ)
- チケット&シャトルバスチケット(必須です)
- 水&スポーツドリンク(現地で買うと高いので最低2本は必要)
- グッズタオル(濡らすと気持ち良い)
- ハンカチ(バッテリーなどが濡れないように)
- エコバッグ(カバンが大きければ不要)
- 箸・カラトリーセット(現地では有料 です)
- ティッシュ
- ゴミ袋
- 帽子
- リストバンド(なくてもいい)
- 財布
- 日焼け止め(絶対必要)
- 充電バッテリー&コード(今回は使いませんでした)
- パウダーシート
- 歯間フロス
個人的には以上の持ち物で充分でした。
雲行きが怪しい場合はレインコートもあると良いですね♪
泊まりで来る人は着替えなどの荷物はホテルに預けましょう。
それでは掛川到着です!
掛川〜シャトルバス〜会場
シャトルバスのチケットを12:00〜13:00で購入していた為、12時頃に到着。
ちなみに掛川駅近くのコンビニ(ローソン)ではこの時点で凍ったドリンク類は完売でした。
シャトルバスの列は南口と北口で分かれており、駅で看板を掲げたスタッフの方に「北口が空いていますよ」と教えてもらい北口へ。
列はそこそこできていましたが、スムーズに進み、10分ほどでバスに乗り込むことができました。
バスに15分ほど乗車し到着。
少し歩き、つま恋入口へ。
ワクワクドキドキ♪
ゲートをくぐり、チケットを見せて入場です!
グッズ売り場で追加のグッズ(ハットとエコバッグを追加)を受け取り、昼食をとります。
今回つま恋で食べたのは以下の3品!
軽食を時間差で食べました♪
ライブが始まるまでフードエリアは激混み。
逆にライブ中はガラガラです。
観たいアーティスト以外の時にこそっと抜け出してゆっくりするのがオススメです!
それと今回はスマートフォンでリリースされた公式アプリがとても役に立ちました。
次回も是非採用していただきたいです!
それではライブのレポートを始めていきましょう。
17日の出演者
- Bank Band
- 長屋晴子(緑黄色社会)
- KREVA
- MOROHA
- back number
- Mr.Children
- 櫻井和寿×小林武史
- 櫻井和寿×Salyu×小林武史
豪華面々で行われたap bank fes’23ですが、最終日に関しての桜井さんは各アーティストの演奏中は出演されませんでした。
当サイトはMr.Children専門でもあるため、Bank BandとMr.Childrenについてのみのレポートとさせていただきます。
ご了承下さい。
『Bank Band』セットリスト&レポート
00. 「小林武史の手紙」
01. よく来たね
02. 緑の街
03. 奏逢 ~Bank Band のテーマ~
04. 糸
05. 若者のすべて
00. 「小林武史の手紙」
開演前。
ステージ上で会場案内の方より「小林さんから手紙を受け取った」とのことで、その手紙が読まれます。
内容はこれまでを活動を振り返りつつ、今回の開催に至った想いを綴られていたものでした。
その後スクリーンに”ap bank”というプロジェクトのきっかけを作った坂本龍一さんをはじめとする数々の著名人らの名言や、Mr.Childrenの楽曲の歌詞などが映し出されます。
それを読みながら待っていると、映像が切り替わりBank Bandのメンバーが登場。
まずは櫻井さん以外が登場し、オープニングでは亀田さんとおぐちゃん(小倉博和さん)がベースとギターでセッションを始めます。
その後櫻井さんが登場し、会場は大歓声。
1曲目はやはりこの曲でした。
01. よく来たね
歌詞が沁みる。
「よく来たね 大変だったんじゃない?」
開催発表後、チケットを取ってからこのライブエリアに来るまでは、ドームやアリーナツアーとは訳が違い、シンプルに大変なんですよね(準備とか)。
なのでその一声で報われるというか、「来てよかったな」って思えて涙が出るくらい嬉しいフレーズです。
歌詞の「遠方まで疲れちゃったんじゃない?」を「つま恋まで疲れちゃったんじゃない?」と変えて歌い、よりリアルさ、親近感が湧き、暑さなんか冗談抜きで吹っ飛びます。
演奏後は挨拶的なMC。(ごめんなさい内容はほとんど覚えておりません)
02. 緑の街
こちらは小田和正さんの楽曲で、以前無観客配信された『ap bank fes ’21』でも披露されました。
掛川という街も「緑の街」。
つま恋がとても合う曲です。
忘れられない人がいる どうしても会いたくて
<出典>小田和正/緑の街 作詞:小田和正
またここへ来る 思い出の場所へ
5年振りの開催とのことですが、体感的にはそれ以上に感じます。
だからこそ響くものがあって、櫻井さんの歌がすごく心に刺さりました。
何より曲が良いですよね。
そして演奏が終わると一転、会場を盛り上げていきます。
03. 奏逢 ~Bank Band のテーマ~
イントロでテンションが上がり、一部歌詞を変えた「おぐちゃんのニュアンスに」で笑い、楽しい気持ちになっていくはずなのに、僕はなぜか途中から涙腺に来るものがありました。
やっぱり改めて歌詞がいい。
君の描く『幸せ』ってどんなもの?
<出典>Bank Band/奏逢 ~Bank Band のテーマ~ 作詞:桜井和寿
僕とは少し違っているようだけど
時々こうして
同じ歌をうたって歩いてく
この時間僕らは幸せ
この歌詞が本当に好きで、生で聴くとより感極まってしまいます。
最後のラララはもちろん大合唱。
ちゃんと転調することも叫びながら教えてくれました♪
そして演奏後、櫻井さんがギターを持ちます。
さて何の曲が来るのかと思えば、あの名曲でした。
04. 糸
櫻井さんのギター、初めて見るものだったので終わってから速攻で調べました。
どうやら「Fender Acoustics American Acoustasonic Telecaster (Blue Flower)」という通称アコスタというギターらしいです。
遂にアコギもブルーフラワーに!
僕も欲しくなってしまいます。。
櫻井さんの糸、生で聴きたいという方も多かったのではないしょうか!
僕ら的には準元祖(ここまで有名になったのはBank Bandの影響がでかい)ですもんね。
そして櫻井さんから「次でBank Bandとして歌うのは最後です。最後の花火をみんなと見たいと思っています。」
というMCで会場は次曲を悟り、大歓声。
05. 若者のすべて
MCで櫻井さんが「最後に花火が上がる」というようなことをほのめかしていましたが、この曲はまさにフェスにぴったり。
つま恋の明かりがまた一つ点いていって終わりを告げようとしてくる(街灯の明かりがまた 一つ点いて 帰りを急ぐよ)。
寂しい気分にはなるけど、最後に花火が上がることで(最後の花火に今年もなったな 何年経っても思い出してしまうな)、つま恋のその花火には参加した者のすべてが詰まっている(若者のすべて)。
そう思わせてくれるような楽曲。
櫻井さんがこのap bank fes’23、Bank Bandとして最後にこの曲を選んだのにはそんな思いが込められているように思いました。
以上、Bank Bandのレポートでした。
続いてMr.Childrenの登場です!
『Mr.Children』セットリスト&レポート
01. CROSS ROAD
02. 雨のち晴れ
03. 横断歩道を渡る人たち
04. HOWL
05. 口がすべって
06. HANABI
07. 名もなき詩
08. Your Song
01. CROSS ROAD
JENのカウントから懐かしきイントロ!
懐かしいと言っても日比谷音楽祭2023で桜井さんは歌ったばかりですね♪
でもMr.Childrenとしてはホントに懐かしい音(DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25以来です)!
ちなみに日比谷音楽祭同様キーを1音(全音)下げての演奏でした。
そして何とラスサビの最初のセクション(1番と同じ歌詞のところ)を「聴かせて〜」と丸々僕らに委ねてくれました!
この曲で合唱できるとは思わなかったので嬉しかった。
ちなみに今回はサポートメンバーにSUNNYさんはお馴染みですが、コーラスも含めBank Bandのメンバーも演奏に参加。
何よりギターにおぐちゃんこと小倉博和さんも参加されたというのも見所でした。
02. 雨のち晴れ
まさかのイントロ!
あのギターカッティング!
2008年に参加した時にも聴いているはずなのですがもうほとんど記憶にはございません!
『Atomic Heart』 2連発は誰が予想できたでしょうか。
アレンジは原曲通り。
歌がとにかく今歌う『雨のち晴れ』っていうので新鮮さがすごいありました。
歌でアレンジされていたのは、サビの「頑張ってみるから」の「ら」やフレーズを「いい事があるかな」の「な」の音を下げずに終始歌われていました。
他に「最近じゃ グラマーな娘に滅法弱い 男ってこんなもんさ…だろ?」
といった感じに歌われていました。
サビを煽ってくるかな?って思いましたが、全部桜井さんが歌ってくれました。
それはそれでよし!
03. 横断歩道を渡る人たち
ここで嬉しいサプライズ。
なんと小林武史さん登場!
鍵盤の椅子に座るや否やピアノを弾き始めます。
「あれ?このイントロ…何だっけ?」
YouTubeでイントロクイズを出しているにも関わらず迷ってしまいごめんなさい。
それもそのはず「Split the Difference ver.」でした。
いやぁイントロクイズもまだまだですね。
「Split the Difference ver.」とは、原曲と違い前半はスローテンポで始まり、後半にかけて倍以上?テンポアップしてスピード感のあるアレンジに変わるというアレンジです。
個人的には「STD」以上に圧巻だったと思います。
桜井さんがギターを弾かない場面では言葉・フレーズ一つ一つに大きく手や腕で表現されていて、この曲に限らないとは思いますが、サブタイトルの「〜社会と暮らしと音楽と〜」を感じる曲だなと僕は思いました。
・現実に心をへし曲げられた老人の背中
・なんだかんだで愛し合っている親子
・ギターで未来を変える少年
聴き終えた後に小林さんを呼んでまで演奏された理由がわかったような気がします。
この日僕が最も感動したのはこの曲でした。
04. HOWL
いわゆるノリ的な盛り上がりという意味では次の曲が一番だったのではないでしょうか!
もちろん冒頭から会場全体が「吠えた」というのは言うまでもないですが、一番みんなにインパクトを与えたのは「そしてバタフライ」でしょう!
桜井さんが両腕を同時に前後に動かし、つま恋のステージをバタフライで泳ぐ!
そこをアップでスクリーンに映してくれたカメラさんもナイスでした。
演奏が終わるともう1人Bank Bandからメンバー追加です。
05. 口がすべって
バイオリン「沖祥子」さんの登場。
何の曲かと予想する間もなくJENのカウントと同時に小林さんがピアノを演奏。
沖祥子さん×『口がすべって』ということで僕が真っ先に思ったのが、この曲のあの壮大なアウトロを生のバイオリンで聴けるワクワクでした。
でもその前に歌詞もやっぱり沁みる。
誰もがみんな大事なものを抱きしめてる
<出典>Mr.Children/口がすべって 作詞:桜井和寿
人それぞれの価値観 幸せ 生き方がある
「他人の気持ちになって考えろ」と言われてはきたけど
想像を超えて 心は理解しがたいもの
『横断歩道を渡る人たち』を先に演奏したことにより、このフレーズに繋がるものがありますよね。
アウトロはもちろん期待以上にグッときました。
そして小林さんと沖さんはここで退場。
ここでもMCです。
「本当に暑い中会場まで足を運んでくれたみんなに何かできないかなって思ってたら、鈴木くん(JEN)がこう言ったんです。『今日暑いから曲変えない?』って。みんなが喜ぶやつ、みんなで一緒に歌えるやつ行くよ!」
僕はほぼセトリを見ないで行ったので「曲変えない?」と言われても「?」だったのですが、前日何をやったんだろうと思う間もなく、あのイントロが。。。
06. HANABI
この日一番の大歓声。
同行していたうちの妻もイントロでとても喜んでいました。
そう、3万人の中には「back number」のTシャツを着た方もいました。後ろのカップルは、彼氏に曲のタイトルを教えてもらいながら楽しんでいました。
そう、会場は僕らのようなコアなファンばかりではない。
桜井さんの言った「みんなが喜ぶやつ、みんなで一緒に歌えるやつ」
フェスはそうじゃなきゃ!
「もう一回」コールで会場の盛り上がりは最高潮でした。
07. 名もなき詩
メジャー曲連発です。
「ジャカジャーン」でまたも大歓声!
完全につま恋全体がミスチルワールドに包まれます。
アレンジは原曲通り。
サビは桜井さんと一緒に大合唱でした。
そして「Mr.Children、最後の曲です」とMC。
08. Your Song
MCでは「ねぇここまで来たらみんな一緒に花火見ような!なんのこと言ってるか分かんない人、いいや、あとで分かる」
と、最後に花火が上がるんだなぁと予想。
続けて「それじゃあ、Mr.Childrenが心を込めてお送りします。みんなへの歌です。あなた方への、みんなへの歌です『Your Song』」でJENのカウントスタート。
早かったです。
ライブ中は不思議なもので暑さを完全に忘れます。
もちろん個人差あると思いますが。
『Your Song』という曲は『重力と呼吸』発売以降、毎度大事な場面で演奏される曲ですよね。
Mr.Childrenにとって本当に大切な曲なんだなと改めて感じました。
桜井さんは最後のワンフレーズ「君じゃなきゃ」を1オクターブ上げて歌唱。
『半世紀へのエントランス』東京ドーム公演でのMC、「『you』には「あなた」と「あなたたち」という意味がある。」
そんな桜井さんの言葉を思い出した瞬間でした。
あっという間にMr.Childrenの出番は終了。
さて、つま恋の空はいつの間にか夜に包まれ、煌めく照明が会場を照らします。
ここでタイムテーブルに続きがあることを思い出しました。
『櫻井和寿×小林武史』
『櫻井和寿×小林武史』セットリスト&レポート
01. HERO
02. to U(×Salyu)
01. HERO
小林さんが静かにピアノを奏で、桜井さんも静かに歌い出します。
この『HERO』は圧巻。
観客も言葉を失い、ただただ聴き入ります。
歌はファルセットを使わないBank Bandバージョンでした。
歌い終えると、最後にみんな登場かな?と思いきや、今日は出演者として組まれていなかった「Salyu」がまさかの登場。
02. to U
感無量です。
何度も何度も聴いた曲ですが、これで今年の祭りは終わりかと、切ない気持ちと楽しかった気持ち、そして感謝の気持ちが溢れてきました。
演奏終了後はBank Bandのメンバーや一部出演者らが再登場し、お別れの挨拶です。
退場曲は『こだま、ことだま。』
最後に桜井さんが小林さんに「一言どう?」的な感じでマイクを渡そうとするのですが、断る小林さんが可愛かったです。
まとめ
暑かったけど、ライブはそれ以上に熱かった。
今回のセットリストなどから「来年もまた来たい、来年こそ行きたい」と思った方もいつも以上に多いと思います。
参加された皆様もお疲れ様でした。
そしてスタッフの方々、あの炎天下の中ずーっと立ちっぱなしで案内されていて、本当に感謝しかなかったです。
来て良かったと思えた『ap bank fes 23』でした。
追伸:私、フェスから帰宅後、コロナに感染してしまいました。
もう今はほとんど治りましたがホントに辛かったです。。
Mr.Childrenの特大発表(『miss you』関連)も、40度の発熱の中メールで知って、色々発信しているにも関わらず何も反応できず、ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
でも、これからまた、活動再開して行こうと思っていますので、是非とも応援よろしくお願いします!