【CONCERT TOUR POPSAURUS 2001】全曲解説&見所紹介レポート

ライブ

概要

CONCERT TOUR POPSAURUS 2001発売日(DVD)2002.01.01

本作は2001年8月25日・26日に行なわれた「千葉マリンスタジアム公演」の模様を収録している。初のBEST ALBUMを引っ提げたツアー。

01. OPENING
02. 花
03. I’ll be
04. ラララ
05. 君がいた夏
06. LOVE
07. 星になれたら
08. 車の中でかくれてキスをしよう
09. 抱きしめたい
10. Printing
11. Dance Dance Dance
12. Round About~孤独の肖像~
13. Dive
14. シーラカンス
15. 手紙
16. マシンガンをぶっ放せ
17. ニシエヒガシエ
18. 光の射す方へ
19. 深海
20. Tomorrow never knows
21. Hallelujah
22. 花
— ENCORE —
23. everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-
24. innocent world
25. 独り言
26. 優しい歌

メンバー編成

総メンバー数『7人』

  • Mr.Children
  • SUNNY【キーボード&コーラス】
  • 浦清英【キーボード】
  • 河口修二【ギター】

収録順に見所紹介

01. OPENING

これまでのアルバムジャケットなどをモチーフにした映像がスライドショーのように流れます。

BGMは当時の最新曲『優しい歌』のオルゴールVer.。
もちろん発売前の公演から使用されていました。

そして1曲目…の前に押さえておきたいのがステージ上部に組まれた恐竜の骨
その恐竜がツアークライマックスでとても重要な役割を果たします。

ではセットリスト1曲目から紹介していきましょう。

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02. 花

最初にステージに上がったのは桜井和寿と浦清英の二人。
スタジアムの空に突如響き渡ったのは桜井さんの甲高い歌声でした。
「やがてすべてが〜♪」

【見所① 開花への伏線】

「やがてすべてが散り行く運命であっても」
意味深な幕開け。
力強い歌声に観客は圧倒されます。

9年間の想いを乗せた風がここに集結。
今その想いを空に放ち、新たな種を蒔き、花を咲かせようとしています。

会場全体の心の中にも、小さな種が植え付けられる。
そしてその花を咲かせるべくメンバー登場。

03. I’ll be

序盤は彼らが”見つけたもの、『DISCOVERY』からの選曲。
『花』はショートVer.だった為『I’ll be』は実質1曲目。
しかし序盤とは思えない気迫に圧倒されます。

JENのモヒカンにも注目したいところ。

04. ラララ

言わずとも大合唱なのは想像できるかと思います。

このDVDは基本的にMCが全カットされていますが、本楽曲の間奏で少しだけ喋ります。
貴重なトークシーンですので、これは是非実際にご覧ください。(隠すほどの内容ではないです)

05. 君がいた夏

【見所② 初期のプレイバック】
ここより1st ALBUMから3rd ALBUMに収録されている名曲達を惜しみなく披露。

まずは記念すべき1st Singleから。
6年振りの演奏です。
初期の爽やかな歌い方とは違い、この頃は『深海』期の名残もあり、まだまだ尖っていて、その化学反応により色気のある『君がいた夏』を演出しています。

06. LOVE

この曲は本ツアー含め『POPSAURUS2012』『半世紀へのエントランス』と節目のツアーで選曲される傾向にあります。

最後の「LOVE」3連発をオクターブ上げて歌うアレンジに鳥肌です。

07. 星になれたら

これより3曲続けてALBUM『Kind of Love』からの選曲。

ここからはギターを置き、身振り手振り表現しながら歌い上げます。
右へ左へ走り回り会場と一体感

08. 車の中でかくれてキスをしよう

ナカケーとJENは休憩中。
桜井さんと田原さん、浦さん、SUNNYさんの4人で演奏。
アレンジを効かせた歌が聴き応えありです。

09. 抱きしめたい

Tour Q』同様、浦清英さんが間奏のサックスソロを担当しています。

そしてまだまだ過去を順に振り返る選曲が続きます。

10. Printing

続いては4th ALBUM『Atomic Heart』から。
この機械音が流れれば、会場も気勢を上げていきます。

11. Dance Dance Dance

シャツを脱ぎ捨て盛り盛りの筋肉を露わにする桜井さん。

予想通りハンドマイクで右へ左へ走り回りますが、意外にもこの『Dance Dance Dance』ではスタンドマイクで歌う部分もあり。
“良い意味で”違和感を感じます。

12. Round About~孤独の肖像~

【見所③ Round About~孤独の肖像~ 】

クールなイントロから始まり、とにかく終始全てがカッコ良い。
間奏では数小節フレーズが追加され、恐竜のセットがスモークを吐き出し会場のボルテージを上げていきます。

そして『Atomic Heart』ゾーンも終わり、温まった会場は一瞬にして冷たい雰囲気に包まれます。

13. Dive

スクリーンの映像は海の中。
地上の光がぼんやり見えています。
『深海』ゾーンへ突入。

14. シーラカンス

【見所④  闇→光→脱出】

これ以降のセットリストはとても巧妙に作られています。

まず『13.Dive』から『16.マシンガンをぶっ放せ』まで『REGRESS OR PROGRESS』を彷彿させるような、いわゆる"闇期"を演出。

続いてALBUM『深海』の余韻を残したまま『17.ニシエヒガシエ』『18.光の射す方へ』とライブ冒頭の『DISCOVERY』ゾーンへ戻ります。
(海の中を彷徨い、地上の光を見つけるイメージ)

最後に『19.深海』にて光の射す地上へ脱出していく。

単純に曲調に合わせたピーク作りの流れと言ってしまえばそれまでですが、偶然にしては考えられたセットリストであると感じます。

そして「花」を咲かせるまではもう少し読み進めて下さい。

15. 手紙

CD通り『シーラカンス』と繋げて演奏。

16. マシンガンをぶっ放せ

本来イントロのない作品ですが、Aメロのアコギリフがイントロとして追加されています。
とても迫力のある力強いパフォーマンス。

17. ニシエヒガシエ

TOUR DISCOVERY』でアレンジされた間奏のフレーズを、イントロに持ってきたのが鳥肌もの。
アウトロも壮大にアレンジされています。

18. 光の射す方へ

前半はテクノ調のアレンジ。
今では定番の特攻花火もありです。
やはりこの曲はスタジアムが似合う。

19. 深海

Mr.Childrenの一部を物語るメインコーナーはここ一区切り。

20. Tomorrow never knows

クライマックスへ向かいます。
光を見つけ地上へ舞い戻ったMr.Childrenは「誰も知ることのない明日」へと歩き出す。
そんなストーリーも感じます。

演奏は原曲通り。

21. Hallelujah

そしてここからとんでもないクライマックスが待ち構えていました。

ALBUM『Q』から選曲されたのは『Hallelujah』のみ。
しかしこの曲と次の『花』に全てが集約されています。

新たなスタートを切った彼らは『Hallelujah』で最上級の愛を歌い上げます。
後半の大合唱で会場の一体感は最大のピーク。

【見所⑤ 恐竜開花
いや、【Mr.Childrenライブ史上記憶に残る名シーン】と言えます。

22. 花

『Hallelujah』の大合唱中。
桜井さんが静かに歌い出します。
『負けないように 枯れないように 笑って咲く花になろう』
ライブ冒頭の『花』弾き語りは、この曲がツアーの鍵であることを物語っていました。

『Hallelujah』と『花』が融合する中、会場全体の力がステージ上部の恐竜に宿り、その顔が大口を開けるように徐々に徐々に開いていく。
開いた先に見えたのは赤く染まった『花』でした。

恐竜が絶滅したのは”被子植物である花が持つ毒によるもの”という仮説に基づく演出。
彼らは純粋に音楽と向き合えなかった”あの時期”に終止符を打ったのです。
花が咲き絶滅した恐竜のように。

そして当時の桜井和寿が最も愛した曲『花 -Memento-Mori-』の生まれ変わった姿がここにありました。

23. everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-

— ENCORE —

アンコールでは当時の盛り上がり鉄板曲で固めてきました。
イントロから特攻花火!
間奏は長めにアレンジを加え、メンバー紹介あり。
ミスチルでは珍しく、サポートも含めた全メンバーがそれぞれソロを回していきます。
最高に盛り上がっています。

24. innocent world

お決まりのように1番全てを観客に委ねます。
またも『花』の感動がなかったかのような盛り上がり。
『花』で過去を滅ぼすコンセプトとしては、それが正解なのかもしれません。

ベストツアーとしてはこれ以上にない選曲でした。

25. 独り言

JENがドラムから腰を上げ、ハーモニカとタンバリンを持ちステージ前方へ。
4人だけの演奏が始まります。

カットされていますが、自分が参加したライブでは「Mr.Childrenに捨て曲はない」と言い放ち、演奏を始めた記憶があります。

これで終わりかと思いきや、最後の最後に最新曲を披露してくれました。

26. 優しい歌

第二のデビュー曲と言ってもいいでしょう。

【見所⑥ 愛する喜びに満ちあふれた歌

甘えていた鏡の中の男に復讐を誓い、忘れていた誰かの為に小さな火をくべる。
そして彼らは”愛する喜びに満ちあふれた優しい歌”を届けました。

桜井さんは「POPSAURUS」についてこう語っています。
「恐竜を滅ぼしたのは”花”。しかしMr.Childrenはその”花”さえも取り入れて進化していくバンドだ」

BEST ALBUMを発売しツアーを回ることで、わだかまりのあった一つの時代に区切りを付けたのです。

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見所一覧まとめ

見所①「開花への伏線
『花』

見所②「初期のプレイバック」
『君がいた夏』
『LOVE』
星になれたら
車の中でかくれてキスをしよう
抱きしめたい

見所③「Round About~孤独の肖像~」
『Round About~孤独の肖像~』

見所④「 闇→光→脱出」
『Dive』〜『深海』までの7曲

見所⑤ 「恐竜開花」
『Hallelujah』
『花』

見所⑥ 「愛する喜びに満ちあふれた歌」
『優しい歌』

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