【Tour 2009~終末のコンフィデンスソングス~】全曲解説&見所紹介レポート

ライブ

概要

「Mr.Children Tour 2009~終末のコンフィデンスソングス~発売日(DVD)2009.11.11

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本作は2009年5月15日に約8年ぶりに日本武道館で行われたライブの模様を収録しています。タイトルには入っていませんが、15枚目のアルバム『SUPERMARKET FANTASY』を引っ提げたツアーとなっています。

チル鶏
チル鶏

有名になる前のナオト・インティライミさんがコーラスとして参加♪
今回のツアーは過去最少人数での演奏だよ!

DISC 1
01. OPENING
02. 終末のコンフィデンスソング
03. everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-
04. 光の射す方へ
05. MC
06. 水上バス
07. つよがり
08. MC
09. ロックンロール
10. 東京
11. 口がすべって
12. ファスナー
13. フェイク
14. 掌
15.声

DISC 2
16. MC
17. 車の中でかくれてキスをしよう
18. HANABI
19. youthful days
20. エソラ
21. innocent world
22. 風と星とメビウスの輪
23. GIFT
24. 少年
25. 花の匂い
26. 優しい歌
26. END ROLL

BONUS
舞台裏のコンフィデンスソングス

メンバー編成

総メンバー数『6人』

  • Mr.Children
  • 小林武史【キーボード】
  • ナオト・インティライミ【コーラス & A.Guitar】初参加(正確には『ap bank fes ’08』から)

ステージセット

・ステージを中心に客席が360°埋め尽くされた円形ステージ

・横長の大きなスクリーンと当時日本最新の照明を使用

収録順に見所紹介 DISC 1

01. OPENING

DVDのオープニングは、ライブ当日の楽屋シーンやリハーサルの映像で始まります。
埋め尽くされた武道館のステージへ向かいながら発声練習をする桜井さん。

その後ライブのオープニングへ切り替わります。
毎度壮大なSEで始まることの多いMr.Childrenのライブですが、今回は珍しくノリの良いグルーブのBGMでスタート。

スクリーンには未来都市のような街が登場し、街の真ん中のエレベーターを一人の男が降りていく。
エレベーターから降りると狭い通路を進み、その先の扉を開けると『花の匂い』のMVに登場する2匹のウサギと1台の車が待ち構えており、車に乗るように催促。
そこからサイケチックな映像が続き、カラフルなツアータイトルが映し出され、スクリーンには楽器をスタンバイした6人のシルエットが。
それと共にメンバーの登場!
今回の衣装は全員上着を黒で統一。
桜井さんのジャケット姿がクールでカッコよすぎます。

大歓声の中、打ち込みだったBGMにメンバーの生演奏が加わり、ナオト・インティライミが大きく手拍子。
何の曲で始まるのかとワクワクしながら音にノッていると、そのまま1曲目のイントロへ!

02. 終末のコンフィデンスソング

【見所① アガるオープニングナンバー】

生セッションから突然切り替わったあのカッコ良すぎるアコギリフは鳥肌ものです。
ツアータイトルでありアルバムの1曲目であるこの曲がオープニングナンバー!

アコギの音量を大きめにミックスされているため、桜井さんのストロークが細かく聴こえてきてGood!!。
あの華麗でドラマチックな間奏を生演奏で聴けるのも素晴らしい。

「フワフワした気分で地に足が着かない」の「着かない」を下げて歌うアレンジ。
そして最後の「今僕らの目の前で起こってることを」でブレイクするアレンジもあり、1曲目から大満足でした。

曲が終わるとJENが16ビートを刻み、桜井さんが「いくよ武道館!」と煽る。
4カウントで始まる次の曲は、久々にあの盛り上がり鉄板曲!

03. everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-

なんと『TOUR POPSAURUS 2001』以来約8年ぶりの披露。
ライブ序盤からボルテージMAX!

今回の聴きどころは小林さんのピアノが追加されているという新鮮さ。
そしてギターソロは原曲に忠実な安定感で田原さんが担当。
ここでしか聴けない『everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-』でした。

続いて打ち込みのリズムサウンドに乗せて小林さんのピアノ演奏。
桜井さんはアコギに持ち替え、あの曲へ。

04. 光の射す方へ

この曲もピアノが目立つアレンジで新鮮。
「夏休みのある小学校時代に帰りたい」での「帰りたぁぁぁぁぁい」のファルセットが最高!

相変わらず最後のサビ(2番の部分)はカットし、「光の射す方へ〜♪」を叫び続ける(特攻花火は無し)。
しかし今回はそれで終わらず、「限りあるまたとない永遠を〜♪」を少しアレンジしてもう一度歌い上げ、最後は美しいファルセットで歌い終えました。

05. MC

ここでMC。
「当然分かってると思うんだけど…ここ武道館!!武道館に特別な思い入れがあって、それこそまだミュージシャンになる前、大好きなミュージシャンのライブ盤の武道館でレコーディングされてるのをずっと聴いてきて育ってるんで、父親の存在がいつまでも自分にとって大きな人のように、この武道館がものすごいでかい…もう頂上!そんなこと言っても東京ドームでやったこともあるよ、日産スタジアムでもやったことある。だけど、だけどよ、そんだけデカすぎて頂上超えてるんで、雲を掴むような感じでライブやってんすよ。でもさ、この武道館は富士山の頂上みたいに地に足ついて思いっきりヤッホーとか叫びそうなくらい…」

ホントに叫ぶ桜井さん(笑)

「そのぐらい特別な感じなんで、パーティー気分でいいよ、最後までよろしくね!」
というように、武道館での意気込みを語りました。

そして次の曲を紹介。

06. 水上バス

こちらはほぼ原曲通りの演奏。
2番のサビ「夕日が窓際の僕らに注ぎ」で照明がオレンジに変わり、温かい演奏に癒されます。

間奏の主旋律をインティライミさんが口笛で演奏!
序盤で盛り上がった分、じっくりと堪能できました。

曲が終わると小林さんがゆったりとピアノを弾き、次の曲へ。

07. つよがり

【見所② 絶品すぎた店長からのオススメ】

余計な言葉は要りません。
というより、熱い想いと力強い歌唱に言葉を奪われます。

この演奏を観ずして『つよがり』は語れない。
そう思わせてくれるほどのパフォーマンスでした。

08. MC

※一部紹介
「『つよがり』を聴いていただきました。『つよがり』はまだツアーが始まる前、バンドだけでリハーサルをやってる時から、そんなにアレンジは変えてないんですけど、演奏して歌っていても熱が入って、早く皆さんに聴いていただきたいと思っておりました。このツアー、それから今日のコンサートの中のオススメの1曲が『つよがり』です。居酒屋さんで言うところの、旬の食材をいっぱい使った店長からのオススメの逸品です。まだまだオススメの逸品、出てきますんで、お腹空かして待っててください」

次の曲の紹介へ。

「で、早速次の曲も店長からのオススメの…でもね、ある意味よ。ある意味。皆さん、もし違った生き方、それから違った人生を選んでいたら、ひょっとして今よりも楽しい人生だったんじゃないだろうか…そんなことをお考えになったことは…」
(頷く会場に)「よかった、もうまさに俺はあるよ」

「続いての曲の主人公はロックンロールスターに憧れております。古(いにしえ)の、それこそセックス、ドラック、ロックンロールと言われていたその古のですよ。それこそ自由奔放に生きて破天荒な生き方して、そして曲ができるんです。曲がヒットするんです。ツアーに回るんです。そしてツアーをやったその晩、ヤラシイコトを目一杯するんです、そんな憧れ。」

「皆さんもご存知の通り我がバンドの中に古のあの時代のロックンロール人生をほぼ地で生きていらっしゃる方がございます。」

拍手の後JENが喋りますが、後半すべってしまったようなので割愛。

「では、我が憧れのロックンロールドラマー鈴木英哉氏きっかけによりますこの曲を、お届けしたいと思います」

09. ロックンロール

フランジャーのかかったJENのドラムフィルでスタート。
めちゃくちゃ楽しそうに演奏するメンバー達。

間奏では田原さんと桜井さんが向き合いながらの、桜井さんがギターソロ!
ブライアン・メイが憑依したかのような(言い過ぎ)演奏がカッコいい。

「ヘッドフォンのボリュームを上げる」では、バンド全体でクレッシェンド。
音楽の楽しさを教えてくれたようなパフォーマンスでした。

桜井さんはソロを弾くためだけにエレキギターを持っていましたが、黄色のギターと黄色い照明がとてもマッチする曲だなぁと感じました。

演奏が終わり暗転すると、SEと共にスクリーンにはオープニングで流れた都会の街の映像が。

10. 東京

きました、これぞ隠れた名曲。

桜井さんは12弦のアコースティックギターを使用。
スクリーン映像が歌詞とリンクしており、感動的です。
特に「あと少し頑張ってみようかな」のところで自転車を頑張って漕ぐ主人公にちょっと泣けました。

曲が終わったと思ったら小林さんはピアノを弾き続けており、スクリーンに映る街の空に真っ黒な雲がかかり、暗雲が立ち込める。
するとその下には火の海と化した街。
そこに銃を持った兵隊が列をなして歩いています…。

次の曲へ。

11. 口がすべって

1番は笑顔を見せつつ歌い、2番の「争い続ける〜」からはスクリーンにリアルな紛争の映像が流れ、桜井さんがそれに指をさしながら険しい表情に。

この曲はアウトロも大きなストーリーを持っているように感じるため、ウルっときてしまいます。(詳しくは楽曲解説で)

個人的には大好きな曲のため、見所の一つでもあります。

そしてアウトロの余韻を途中で遮るかのように次の曲へ。

12. ファスナー

【見所③ ライブ化けとはこういうこと】

こちらも確実に店長からのオススメの逸品に入るのでしょう。

アコギは田原さんが担当。
なんと今回はベースとJENの生ドラムも入っているため迫力が違う。
何より桜井さんの表現力に圧巻です。

まさにライブ化けとはこういうこと。
実際に映像を観ればその意味が分かります。

続いて流れてきたのは不気味な電子音…。

13. フェイク

SEが流れる中、突如シャウトする桜井さん。
このイントロはシングルに隠しトラックとして収録されていたインストをアレンジしたものだそうです。

間奏がいつもより長め。
Cメロの「飛び込んでくる音〜」は原曲では演奏を落としますが、このライブでは逆に盛り上げていてカッコイイ。
前回の『HOME TOUR』とはまた一味違った『フェイク』でした。

アウトロでは「すべてはフェイク」を連発し、スパッとブレイク。
すぐさまバスドラとシンセでダークな雰囲気を漂わせ、次の曲へ。

14. 掌

イントロが始まると掌を見せる人物の映像が流れ、観客と桜井さんも手を上げて掌を大きく掲げます。

やはりこの曲はとてもカッコイイ!
Cメロ後は『Tour 2004 シフクノオト』と同様「それぞれが〜」と歌うアレンジ。

それぞれが夢見てること
それぞれが信じてるもの
それぞれが暮らしていたい場所
それぞれが愛してる人
ひとりずつ ひとりずつ それぞれひとつずつのONE

『掌』ライブVer.

終盤は桜井さんとナオト・インティライミさんとの掛け合い。
壮大で情熱的かつ圧巻のパフォーマンス。
もうこのVer,でCDを再録してほしいくらい素晴らしい。

ただラスサビは相変わらず歌われませんでした。
「それで素晴らしい〜」と歌い終えたところで間髪入れず次の曲へ。

15. 声

会場全体の合唱をイメージして作られた曲であり、それを分かっているファンも1番サビから「yeah〜♪」の大合唱です。
小林さんも会場を見渡し、笑顔でみんなの声を堪能していました。

最後の「受け止めてくれる誰かがその声を待っている」を「僕は今日も待ってる 君の声を待っている」に変更。
それに応えるかのような一体感での合唱。

曲が終わると桜井さんが「スペシャルコーラス武道館センキュー!」と締めました。

収録順に見所紹介 DISC 2

16. MC

ここでメンバー紹介をしてMC。

「2009年をもちまして結成20周年でございます。そこそこ売れる自信はあったんですけれども、まさかね、ここまでやってるとは…皆さんのおかげです、どうもありがとう。でね、20年前はMr.Childrenはまだアマチュアのバンドで、ライブハウスで活動していたんですけども、その当時作り、演奏していた曲を次にお届けしたいと思います。でね、ほとんどアマチュア時代の曲というのはCD化されていないんですけども、運良く何曲かCD化されたものがあってそのうちの1曲です。1992年に『Kind of Love』というアルバムがリリースされまして、その中に収録されている曲なんですが、ここでですね、その当時の92年の私達がどんな有様であったか皆様にご覧いただきたいと。」

ということで当時の雑誌の画像がスクリーンに!
観客が喜ぶ中、「もういい、もういい!消して!」と桜井さん。
すると客席から「もう一回!」コール!
(僕が参加した「さいたまスーパーアリーナ」ではここで桜井さんが「夏色!」って言っていたような記憶があります(笑))

「もう一回見せてもいいんだけど、今日は特別に結成当時の私達の画像をですね、本日私は家から持参して参りました。89年、Mr.Childrenの画像をどうぞ」

1989年1月30日に撮影されたライブハウスで撮られた写真など、計3枚が映され、桜井さんが解説されました。

どうやらこの結成当時の写真公開に関しては、メンバーにも内緒のサプライズだったようです。

「なんでこの写真を持ってきたかというと、武道館にはね、特別な思い入れがあって、ライブハウス時代ライブ終わる度に店長から”もうやる気がないんだったら辞めたほうがいいよ”っていつも言われてて、たぶん伝える想いっていうのが欠けてたんだと思います。それで当時先輩のミュージシャンがいて、8畳くらいの練習スタジオでやってたんですけど、そのミュージシャンがリハーサルを見にきてくれてアドバイスを一つくれた。それは”例え8畳の狭いスタジオでやってても、気持ち、伝えようとする想い、届けようとする広さ、それは武道館をイメージしてやってみたらどうだ”ってずっと言われて、それがいつも覚えていて、ことある度思い出してずっとアマチュアの時にやっていた気がするんですが、当時”武道館をイメージして”なんて言われても経験したことないですから、でも今だったら言える、こんなにすげー良い最高の天国みたいなとこ。で、もう無理してイメージを作らなくても武道館はここにあるんで、ちょっとだけ、この1曲だけなんとなく8畳のスタジオのような気分で皆さんもそのスタジオにお連れしてお届けしたいと思います」

とのことで次の曲へ。

17. 車の中でかくれてキスをしよう

【見所④ 20年前の想いを乗せて】

ただ演奏してくれただけではなく、途中から原曲にはないドラムとベースが追加され、アレンジは違ってもまるでアマチュアの時を再現してくれているようでした。

また2番Aメロの「青ざめた唇を 僕に見せて」を、大幅にメロディーを変えたところも素敵でした。

次よりクライマックスへ向けてスイッチを変えていきます。

18. HANABI

この頃はまさか『HANABI』がMr.Childrenの代表作の一つになるとは、まだ思ってもいませんでした。
今や若い世代の方は”Mr.Childrenといえば”で『HANABI』を挙げる方が多いように感じます。

演奏は半音下げ。
ラスサビでの画面いっぱいの花火の映像が感動的でした。

19. youthful days

暗転後、あの疾走感のあるライブ用のイントロで始まります。
「いくよ武道館!」でステージを走り回る桜井さん。
ここから盛り上がりゾーン突入です!

なんと「乾杯」のところでお客さんと実際に手で乾杯!(羨ましい)

小林さん含むメンバー全員がとても楽しそうに演奏しており、個人的には『youthful days』のライブ映像で1.2を争うくらいのベストテイクだと思っています。

演奏が終わると間髪入れずに盛り上がりは最高潮へと…。

20. エソラ

今やライブで最も盛り上がると言っても過言ではない『エソラ』。
本ツアーが初披露です。

イントロが数小節追加されており、ボルテージはMAX!
桜井さんも歌いながらはしゃぎまくっております。

【見所⑤ 新・ライブ鉄板曲】

飛び跳ねながらの手拍子、「Oh Rock me baby to night」での一体感。
そしてキャッチーなメロディーと希望をもらえる歌詞。
まるで隠し持った切り札を出されたかのような、いわゆる鉄板曲の誕生を、目の当たりにした感覚でした。

曲が終わると間髪入れず、充分に盛り上がったところで更に畳み掛けてきます。

21. innocent world

待ってましたと言わんばかりの歓声があがりました。
1番はまるまる観客による合唱。
Bメロからは歌いやすいようにJENはドラムの演奏を一旦抑え、ほぼピアノ伴奏メインの演奏をしてくれました。

2番からはバンド演奏に戻ります。
1番の抑えめなアレンジで桜井さんが歌ったバージョンも聴いてみたいなと思えるくらい良いアレンジでした(笑)

Cメロの「変わり続ける〜」からもいつもと違う感じで、特に「生まれてくる Oh 今にも」がとてもカッコ良かった。
これは是非ともDVDで聴いてみてほしいです。

ラスサビは前半はまた合唱。
桜井さんがハモリを歌ってくれます。

見所⑥「合唱メインでベストテイク」

個人的に過去・未来合わせ、合唱メインの『innocent world』で最も良いと思えるテイクです。

ホントにこれはオススメします!
曲が終わると暗転し、いよいよクライマックスです。

22. 風と星とメビウスの輪

「風」と「星」と「メビウスの輪」を表現したスクリーン映像の中、桜井さんの歌と小林さんのピアノで静かに始まり、バンドが入り後半へ向かうにつれて、メンバー全員の全身全霊の演奏。
息をのむような展開に圧倒され、ただ茫然と聴き入ってしまいます。

前回のツアーの『ポケット カスタネット』に変わるクライマックスに相応しい選曲でした。
そしていよいよ本編最後の曲です。

23. GIFT

前曲から続く「メビウスの輪」の映像が「リボン」に変わり、小林さんのピアノで始まるイントロ。

やはりMr.Childrenは当時からこの曲に対する想いが強いからか、聴いているとジーンときます。

Cメロは大幅にアレンジされ、「君から僕へ 僕から君へ 最高のGIFTをありがとう 君から君へ あなたからあなたへ」と、今や定番のフレーズを歌い上げます。

本編ラストに相応しい選曲でした。

24. 少年

-Encore-

メンバーが再登場し、桜井さんが「熱いのをお届けします!」でイントロへ!
本当に熱い演奏でした。

この曲は隠れた名曲だと僕は思っています。
しかし残念ながらこのツアー以降、2024年現在、演奏されたことはありません。
しっかりとこのライブの『少年』は心に焼き付いていますが、熱りが取れなくてまだ消えずにいます。

いつかまた演奏してほしいと思いながらこのDVDを観返しております。
改めて最高にカッコ良い曲だなと感じました。

そして次の曲は泣けます。

25. 花の匂い

見所⑦「誰もがいつか涙する曲」

私的な話になりますが…2023年に父を亡くし、その後この曲の存在、演奏にとても感謝しました。

「こぼれ落ちた涙が如雨露一杯になったら その種に水を撒こう」

「”本当のさよなら”をしても 温かい呼吸が私には聞こえてる 別の姿で 同じ愛眼差しで あなたはきっとまた会いに来てくれる」

これらのフレーズ含め、この曲を終始笑顔で歌ってくれる桜井さんに心の底から助けられました。

誰しもいつかは大切な人を失う時がやってきます。
この曲と一緒に涙を流した人も多いでしょう。
また、これからこの曲に救われる人もたくさんいるはずです。

そういった意味を込めて見所とさせていただきました。
この曲を聴くと今でも亡き父を思い出します。

「ありがとう」「さよなら」
最後は笑顔なしに強く叫ぶ桜井さん。
切なくも感無量でした。

さぁいよいよ最後の曲です。

26. 優しい歌

小林さんのピアノが奏でる美しいイントロ。
歌が始まると会場が一気に明るくなり、ムードが一変。

見所⑧「ライブハウスのようなバンド感」

余分な音が一切なく、ステージにいる6人だけの音。
小さなライブハウスで演奏していた20年前のMr.Childrenが、そのまま武道館で演奏しているかのようなリアルなバンド感がたまりません。

意外な選曲でもあり、納得のいくラストナンバー。
『優しい歌』がリリースされたのは約8年前です。
「小さな火をくべるよな 愛する喜びに 満ちあふれた歌」を届ける想いを、結成20周年で再確認するための選曲のようにも感じました。

短い曲ながら聴きごたえたっぷりの演奏でした。

「どうもありがとうMr.Childrenでした」と大きく叫び、ライブ終了です。

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27. END ROLL

退場曲は『エソラ』。
メンバーの退場を見送りながら、桜井さんの合図と共に会場全体で大合唱。
退場した後もみんなで歌い続け、終幕。

BONUS

舞台裏のコンフィデンスソングス

多くの人が携わって完成するライブ会場。
その舞台の裏側を舞台監督の「ハチ」さんがご案内!
その他リハの模様や、サッカーをしているシーンなど盛りだくさん。

僕も学生の頃、日雇いバイトで武道館と東京ドームのステージを作る仕事に参加したことがあります。
重たい資材を運んだりして、何度も「もう帰りたい!」と思うくらい大変でした(笑)
でもステージというのは、何もないところからこうやってひとつひとつをゼロから作り上げているんだという感動もありました。

たくさんの人の力が合わさって生まれる日常の中のファンタジー。
その裏側を知ることのできる特典映像でした。

見所一覧まとめ

見所①「アガるオープニングナンバー
『終末のコンフィデンスソング』

見所②「絶品すぎた店長からのオススメ
『つよがり』

見所③「ライブ化けとはこういうこと」
『ファスナー』

見所④「20年前の想いを乗せて」
『車の中でかくれてキスをしよう』

見所⑤「新・ライブ鉄板曲」
『エソラ』

見所⑥「合唱メインでベストテイク」
『innocent world』

見所⑦「誰もがいつか涙する曲」
『花の匂い』

見所⑧「ライブハウスのようなバンド感」
『優しい歌』

ツアーグッズ一覧

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