【半世紀へのエントランス】6/12「日産スタジアム公演」感想ライブレポート

ライブ

Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス

2022年6月12日に行われた日産スタジアム公演の参戦ライブレポート。
チルカンはアリーナ30列目で観戦しました。

メンバー編成

総メンバー数『5人』

  • Mr.Children
  • SUNNY【キーボード&コーラス】

セットリスト一覧は↓をタップ

01.終わりなき旅
02.名もなき詩
03.海にて、心は裸になりたがる
04.シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜
05.innocent world
06.彩り
07.口笛
08.車の中で隠れてキスをしよう
09.Sign
10.タガタメ
11.Documentary film
12.DANCING SHOES
13.LOVEはじめました
14.フェイク
15.ニシエヒガシエ
16.Worlds end
17.永遠
18.others
19.Tomorrow never knows
20.光の射す方へ
21.fanfare
22.エソラ
23.GIFT
-ENCORE-
24.HANABI
25.生きろ

YouTube版はこちら(ライブを感情と編集で再現)

セットリスト順にレポート

00. Opening

17時開演、15分押しのスタートでした。

開演と同時に流れたBGMは『優しい歌』ストリングスVer.。
『POPSAURUS2001』のオマージュと言ってもいいのではないでしょうか。

途中でBGMが『memories』のイントロに変わります。
スクリーンにはベストアルバムのジャケットの男女二人が登場。
二人の設定は「コロナ禍を経た三十周年という場所で再び出会い、音楽と共に生きていく現れ」だそうです。
とても綺麗な映像でした。

続いて様々な”エントランス”が積み重なった「エントランス・タワー」がエレベーターのように昇っていきます。
昇り切ると、周年ライブでは定番の「アルバムジャケット・MV・ライブ映像」などで歴史を振り返る。
それらが回転扉に吸い込まれるように集まっていき、1曲目が始まります。

01. 終わりなき旅

まさかの1曲目。
Tour 2004 シフクノオト』の感覚が一瞬蘇ります。

全身全霊の『終わりなき旅』というよりは”開会宣言”。
桜井さんも笑顔を見せながら歌っていました。

衣装はドームツアーとは違い、黒のライダースジャケット。
(ドームはカラフルな柄物)

演奏はほぼ原曲に沿ったものでしたが、最後の「終わりなき旅」のフレーズ中に仕掛けてきました。
現在では「終わりなき旅」を3回繰り返して終わるアレンジが定番化されています。
しかし今回は3回目を歌う前にMCが入ります。
「終わりがあるってことには気づいているけど、それでもこの瞬間が続くように」

『終わりなき旅』を歌いながらの「終わりがある」という言葉がとても印象的でした。
ドーム公演同様「僕らがMr.Childrenです!」という紹介も挟みます。
この日は発音は「ミスター(↓)チルドレン」ではなく「ミスター(→)チルドレン」

MC中もバックでは『終わりなき旅』最後のフレーズのコード『C→D→E』が鳴り続けていました。
MC後再び「終わりなき旅」のフレーズを歌い上げ、最強の1曲目でエントランスの幕が上がるのです。

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02. 名もなき詩

『名もなき詩』もスタジアムで新たに追加された楽曲。
拍手という名の大歓声が湧き上がっていました。

こちらも原曲に沿った演奏です。

今回のライブでは一部のフレーズ追加などを除き、全曲大きなアレンジ変更はありませんでした。

03. 海にて、心は裸になりたがる

今回のツアーからMr.Childrenライブパフォーマンス歴史に新たに刻み込まれた、オラウータンが両手を左右に振るようなダンス。
ここでも健在でした。
絶対にSNSなどで話題になっていたのは耳に入っているはず。
「これは確信犯だ!」と思いながら、会場もからは大きな笑い声が。
ご本人的にはきっとそれが本望だったことでしょう。

新たに加えられた可愛らしいダンスもありました。
それは映像化された時の楽しみにとっておきましょう。

ナカケーに歌わせる「Oh」も定番化され、このツアーで更に存在感が増した楽曲です。

04. シーソーゲーム ~勇敢な恋の歌~

4つ打ちドラムに乗せ煽る桜井さん。

序盤の盛り上がりは最高潮。
一発目の特攻花火が上がりました。
僕は運良くアリーナの30列目にいたのですが、あの爆音はホントにドキドキしてしまいます。

05. innocent world

曲の前に【MC】を挟みます。
【MC】中はSUNNYさんが『innocent world』のベースソロのフレーズをピアノで弾いていました。
桜井さんの言葉は「何度も何度も何度も演奏してきたこの曲、皆さんと上書きしたいと思います」

『Tour Atomic Heart』を彷彿させるサビからの歌い出し。
「いつの日も この胸に流れてる メロディー」という歌詞が、この瞬間だからこそいつも以上に刺さります。

06. 彩り

曲の前にMC。

「幸い…」といったところで言葉を止め「幸いじゃない『あいにく』笑」と言い直し「マスクをしたままで声を出せないけど、それ以上の拍手が嬉しい」といったようなMCです。
更に 「ただいま、おかえり」というワードも出てきたので「次は『彩り』だ!」と会場のほとんどの方が予想出来たのかと思います。

やはりこの曲は『ap bank fes』のイメージがどの曲よりも強い為、空の下で聴くのが気持ちいいです。
本当に晴れてよかったとしみじみ思いました。

直近では『ap bank fes’21』 でも1曲目に披露されたように、「ただいま、おかえり」は元より、スタジアムの空の下をイメージした選曲だったのかと思います。

07. 口笛

曲に入る前に「僕らの思いが途切れないように」と桜井さんのMC。
次曲の予想がついたのは言うまでもありません。

Cメロの「子供の頃に〜」からは上のパートを歌い上げます。

少し高音がキツそうでした。
ファルセットを駆使しながら、なんとか歌い終えた印象です。

ラスサビでは「さあ 手を繋いで」「さあ」を歌いませんでした。
声を出せたコロナ前の”あの頃”をイメージされたのかもしれません。

曲が終わるとセンターステージへ移動します。

08. 車の中でかくれてキスをしよう

JENとナカケーが退場されて、ステージには田原さんSUNNYさん桜井さんの3人。

一瞬「まさかSurrender?」と頭をよぎったのですが、MCで「車に乗って(運転してだったかも)」というワードから予想ができました。

桜井さんは椅子に座って準備されましたので、お客さんも着席してじっくりと聴き入りました。

歌い方は『Tour 2009 ~終末のコンフィデンスソングス~』に近いアレンジです。

曲が終わりJENとナカケーが戻ってくるのですが、これが中々中央まで来ない(笑)
桜井さんが二人に対し(主にJEN)「早くしろ」などちょっとした笑いもありました。

09. Sign

センターステージ2曲目です。
歌も演奏も原曲通りでした。

ここまででもシングル曲を筆頭に人気曲のオンパレードです。

周りのお客さんもイントロ流れると飛び跳ねて喜んでいます。
ドームのセットリストを比べても、30年間みんなが喜んでくれた楽曲を入れ替えで演奏してくれていて、本当に大盤振る舞いです。

センターステージはここで終わり。
メンバーがメインステージに戻ります。

10. タガタメ

無数の星がスクリーンに映し出されます。
楽曲の持つパワーが圧倒的過ぎて聴き入っていました。
後半少し声が苦しそうでしたが、全身全霊の歌が届いてきます。

11. Documentary film

このツアーでライブ初披露。
『タガタメ』の後だったからか、意外とあっさりした印象でした。

12. DANCING SHOES

聴く度にカッコ良さが増していきます。
桜井さんのアコギのオブリ(メロディの裏で合いの手のように入れるフレーズ)が僕はすごく好きなので、生で聴けたことが感動でした。

サビ前の「We were born to be free」の気怠い歌い方が個人的にツボ。

13. LOVEはじめました

何度も何度も打ち上がる炎の特攻演出がありました。

もしかしたら『UNITE#01』でのB’zの演出からインスパイアされたのかなと勝手に予想しております。
本物の火を使っているのかは分かりませんが、実際に打ち上がると熱気で体が熱く、空にも黒い煙が充満していて、驚きでした。

歌詞の「中田のインタビュー」は今回「長谷部のインタビュー」。

14. フェイク

2022.04.01の「Mステ」披露された時、落ちサビの「TAKE OFF」をロングトーンで歌っていましたが、このライブではそれ以上のロングトーン。
最高にカッコ良かったです。

15. ニシエヒガシエ

この曲でも特攻花火が上がりました。
演奏は原曲通りです(ラスサビ前の2拍追加を除く)。
激しい曲が続き、会場の盛り上がりも最高潮です。

16. Worlds end

アウトロのファルセットがとても綺麗で鳥肌ものでした。
僕は気付きませんでしたが、上空を実際の飛行機が飛んでいたそうです。

17. 永遠

歌の前にMC。
「新しい曲をやりたい思います『永遠』」
今回のツアーではタイトルや歌詞を演奏の前に言うパターンが多かったです。

桜の映像が綺麗でした。

18. others

「月が出れば最高だな」と思い夜空を見上げると、僕の席からは屋根に隠れてうっすらと光だけが見えていました。
どうやら別の位置からはしっかり見えていたそうです。

スクリーンの月と本物の月が同時に見れる、最高の瞬間もあったとのこと。

19. Tomorrow never knows

もう何百回と披露されている楽曲。
それでもイントロが聴こえた瞬間の拍手が凄く、まだまだ求められているのだと実感しました。
スクリーンにはPV撮影場所でもある「グレート・オーシャン・ロード」が映し出され、懐かしい気分に浸れました。

20. 光の射す方へ

個人的には一番意外な選曲。
タイトル通り暗い夜空に綺麗な光線が飛び交い、異空間を味わえた気がしました。
盛り上がりはクライマックスへ向かっています。

21. fanfare

歌詞間違いがありました。
「風をよんでデカい帆をはれ!」
を↓のように間違います。
「重たく沈んだデカい帆をはれ!」

「重たく沈んだ」は序盤の歌詞。
ごっちゃになってしまったのでしょう。
上手く誤魔化されましたがちゃんと気付いてましたよ桜井さん♪笑

22. エソラ

最高潮のピークです。
もうめちゃくちゃ盛り上がりました。

ライブ後のアンケートに「一番よかった曲」という項目があり、僕はこの『エソラ』を書きました。
盛り上がり曲では1.2を争うベストソングだとしみじみ感じます。

銀テープも打ち上げられ、運よくゲット!

「あ~声出せたらなぁ」と悔しい思いがありながらも一番楽しかった1曲です。

23. GIFT

ファンへ向けて感謝の気持ちを込めたMCを挟みます。

演奏はフリーテンポのAメロで始まり、大サビはお決まりの紅白バージョン。
「あ~もう終わっちゃうのか」という寂しい思いと「Mr.Childrenへの感謝の気持ち」と「アンコールなんだろうな」という気持ちと共に本編は終了です。

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24. HANABI

アンコールです。
“一人”で出てくるか”全員”で出てくるかで、ドームと同じ曲かどうかの予想がつくのでドキドキでした。

結果、全員で出てきてくれました。

曲の前のMCで「まだあの曲聴けてないよって人も多いと思います。次の曲がその曲であればと思います」と伝えてからの演奏。

ドームでも披露されなかったこの大人気曲。
拍手という名の歓声も凄かったです。

「もう一回 もう一回」のフレーズを桜井さんはあえてボリューム落として歌っていました。
コロナ前の”歌えた頃”をイメージしてくれたのかもしれません。

25. 生きろ

メンバー紹介を挟みます。
Sunnyさんの紹介の後一人一人話すのですが、内容は配信ライブの東京ドームと大体同じものでした。(観てない方ごめんなさい)

一つご紹介させて頂くと、ナカケーのMCで嬉しい言葉がありました。
「ライブ後のアンケートを見ている」
「いつもありがとうと書いてくれてる人が多いけど、僕らの方こそありがとうなんだけどなぁ」

これは嬉しい情報です。

全員のMCが終わってから『生きろ』を披露されました。

セクションによって(多分Aメロ)周りの照明が全消灯し、メンバーのいるところだけにライトが当たる演出がありました。
それがとても曲の雰囲気と合っていて、サビで再び照明が全体に開ける感じが、よりサビの力強さを引き立たせます。

初、生『生きろ』。
聴けて満足です。

終了後の挨拶中もBGMは『優しい歌』
最後は『永遠』が流れ、幕を下ろしました。

まとめ

桜井さんはMCで「毎日天気予報をチェックしていた」ともおっしゃっていました。
会場のみんなも同じだったと思います。
みんなの思いが一つになり、幸いにも天気には恵まれて素晴らしい一日だったと思います。

ツアー開始前に桜井さんからこんなコメントがありました。
「これは凄いことになります」

この結果をどう捉えるかは人それぞれ。
(色んな感想をネットで見ているとかなり評判が良いように感じます)
万人に受けるセットリストは不可能です。
その中でファン全員のことを考え、惜しみなく、バランス良く組んでくれた周年ライブだったと僕は思います。

最高の30周年をお祝い出来て嬉しかったです。
「日常の中のファンタジー」は今でも覚めていません。

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