ネタバレ【Mr.Children tour 2024 miss you arena tour】7/12「横浜アリーナ公演」感想ライブレポート

ライブ

Mr.Children tour 2024 miss you arena tour

2024年7月12日に行われた横浜アリーナ公演の参戦ライブレポート。
席はセンター37列目でした。

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メンバー編成

総メンバー数『5人』

  • Mr.Children
  • SUNNY【キーボード&コーラス】

ライブ中のサックスの音は、山本拓夫さんがツアーのためにレコーディングされた音源とのこと。(ららアリーナ公演のMCで言っていたようです)

ステージセット

・可動式のスクリーン
・花道は無し
今回は特攻演出も銀テープもなく、音と映像にこだわったシンプルなステージでした。

セットリスト一覧は↓をタップ

01.叫び 祈り
02.I MISS YOU
03.REM
04.アンダーシャツ
05.Everything(It’s you)
06.靴ひも
07.Fifty’s map ~おとなの地図
08.青いリンゴ
09.つよがり
10.Are you sleeping well without me?
11.LOST
12.アート=神の見えざる手
13.雨の日のパレード
14.血の管
15.Party is over
16.We have no time
17.ケモノミチ
18.365日
19.記憶の旅人
20.The song of praise
21.End of the day
22.未完
23.終わりなき旅
-ENCORE-
24.Hallelujah
25.優しい歌
26.Sign
27.in the pocket 

YouTube版はこちら(ライブを感情と編集で再現)

セットリスト順にレポート

00. Opening

18時31分開演。

スクリーンにはアルバムのTeaserなどで使われた『miss you』をイメージした霧のかかった景色、風景などが映し出されます。

「ザッ…ザッ…」と人が草むらを歩くシーンがあり、「Mr.Children tour 2024 miss you arena tour」Teaserのシルエットのメンバーが歩くシーンと共にステージ上でもメンバーが登場。

期待に高まる1曲目は、意外すぎる選曲でした。

01. 叫び 祈り

想像してみて下さい。
アルバム『miss you』を引っ提げたツアーのど頭であのギターリフが鳴り響く光景を。

「え、なんだっけこれ!?『HOME』じゃん!」

戸惑いから曲名がしばらく出てきませんでした。

誰がこの1曲目を予想できたことでしょう?
いや、1人もいなかったはずです。
こんなに意表を突かれたオープニングナンバーは初めてでした。

もちろんインストとして流していたわけではなく、実際に演奏しています。
ちなみにメンバー編成はMr.Children +SUNNYの5人編成。
何気に『叫び 祈り』ライブ初披露です。

さて何故この曲が1曲目だったのか?
それはきっとタイトル通りで、このツアーには半世紀へ向かうMr.Childrenの「叫び」と「祈り」が込められているから。

1分ほどの楽曲であるため、戸惑いの中あっという間に終了。
一呼吸置いて2曲目へ。

02. I MISS YOU

表題曲でありながらホールツアーでやらなかった曲。
今回は演るだろうと思いつつ、あのアコギアルペジオのイントロが鳴った瞬間「演ってくれた!」と小さくガッツポーズ(笑)。

しかしメンバーが良く見えない。
見えないというよりまるでスクリーンの中で演奏しているかのよう。

それもそのはず、今回のツアーでは可動式のスクリーンで様々な仕掛けが用意されています。
『I MISS YOU』では(おそらく)演奏するメンバーの前に編み状の映像が投影され、まるで檻の中で歌っているかのような演出がなされていました。

そして次の曲で客席のテンションは爆上がり。

03. REM

まさかの『REM』。
アコースティック色の強いライブをイメージしていたのもあり、驚きでした。

この曲からスクリーンにメンバーそれぞれが映し出されます。
今回は『miss you』のイメージからか演奏中のメンバーの映像は全てモノクロ。
それもあり、どんな服を着ているのか、何のギターを使っているのか、解析班は難しかったのではないでしょうか?

「ヘンゼルとグレーテルが迷い込んだ世界」
魔女の罠にかかりお菓子の家に飛び込んだ二人のように、僕らはALL新曲のアルバム『miss you』に期待を膨らませ、当初は誰もが期待を裏切られ、探してたMr.Childrenはどこにもいない状態だった。
「理想と違う世界」
しかしアルバムを聴く度にその出口へと近づくことができた。
その出口の先に広がるのがこのアリーナツアーなのです。

それが、この後のライブを最後まで観て感じたことでした。

さぁ次の曲も驚愕。

04. アンダーシャツ

ここで初めて「Mr.Childrenです!」と挨拶。

DISCOVERY』まで選曲を遡ってくれるとは!!
『叫び 祈り』から続く興奮が止まりません。
披露するのは『SPLIT THE DIFFERENCE』以来で、ツアーでは何と『TOUR ’99 DISCOVERY』以来。
鳥肌がやばかったです。

歌詞の変更もあり。
「平和でいいな戦争の無い国」→「平和でいいなお花畑の国」と変更。
この国はまだ楽観的な“お花畑な国”、「戦争の無い国」と言い切ってしまえば理想的過ぎて嘘になるという皮肉でしょうか。
少しゾクっとしたのは僕だけではないはず。

そしてこの曲といえば桜井さんのギターソロにも注目。
何と多分初めて(?)桜井さんがライトハンド奏法!

貴重なシーンを観ることができました。

ラスサビ前の「死にゆく自分を愛せるだろう」の後、1小節(2/4だったかも)タメてサビに入るというアレンジもありました。

続いてはあの名曲。

05. Everything(It’s you)

僕の人生最高再生数No.1の曲(たぶん)。

『UNITE #01』の印象がまだ強く残っていますが、僕が生で聴いたのは『TOUR 2015 REFLECTION』以来。
もうここまでのセトリで既に「来てよかった」と思えました。

2曲続けての桜井さんのギターソロも堪能できました。

この曲のラスサビで本ライブ初の観客への歌フリ。
「STAY〜♪」を思いっきりみんなで歌いました。
桜井さんは最後の最後の「STAY~♪」をシャウト気味で歌い、とてもカッコ良かったです。

続いて短めのMC。(大体の内容です)
「一瞬でも、一秒でも早くこのライブを届けたかった。20年前に作った曲です『靴ひも』!」

06. 靴ひも

スクリーンには黒の背景を“靴ひも”をイメージしたような揺らぐ線が走る映像。
この“紐のような糸のようなもの”の映像はライブ終盤まで何度も登場し、大きな意味を持ちます。

落ちサビからの「シュッ シュッ」というSEの音量が大きめで、ラスサビにかけてかなり迫力がありました。

そして演奏後の余韻が残る中、スクリーンは暗闇から教室のような場面に移り、流れる糸がうねりながら黒板に文字を作ります。

その文字は『Fifty’s map』

07. Fifty’s map ~おとなの地図

ここでアルバム『miss you』から選曲。
力強い歌と演奏、そして「これが今のMr.Childrenだ」と言わんばかりに4人を映し出す分割映像。

ただただ聴き入ってしまいました。

08. 青いリンゴ

間髪入れず『miss you』から3曲目。
このイントロの桜井さんのアコギソロをずっと聴きたかった!!
1曲目の『I MISS YOU』やこの後の曲も含め、桜井さんのアコギテクを存分に味わえるのも、このライブの醍醐味になっていますね。

JENが手拍子を煽り、和やかなムードになりました。

そして次の曲も予想外。

09. つよがり

珍しく原曲通りの演奏。
照明が可動し、光が斜めにメンバーを照らしていたのが神々しく素敵だった。

落ちサビの「たまにはちょっと〜」はいつも通り、半拍タメて歌い出していました。

そして次以降は(も)ずっと目が離せなかった。
『miss you』ワールド全開のステージへ。

10. Are you sleeping well without me?

SUNNYのピアノソロが流れる中、桜井さんが下手側に登場。

ステージには椅子とランプシェードのセットが置かれており、映像にはステンドグラスの窓。
桜井さんは座った状態で歌い出します。
そのセットと映像からまるで、ひとり暗い一室で歌っているかのよう。

ここからライブの枠を超えたアーティスティックな舞台の始まりです。

正直、僕はライブに参加するまでこの曲とたいして向き合っていませんでした。
セトリ予想(YouTubeチャンネルでアップ)では外していたくらいです。
でもそれは間違いだった

“部屋の中ひとりで歌っている”

その演出に二つの意図を感じたからです。
「miss you」=「あなたに会いたい」
「miss you」=「孤独な作品」

この二つの要素を掛け合わせた曲が、このツアーの『Are you sleeping well without me?』であると感じたからです。

このツアーには必要不可欠な曲であったと思い知らされました。

ちなみにベースのないこの曲ではナカケーはお休みです。

11. LOST

田原さんがアコギをジャカジャカと掻き鳴らします。
これまでもライブでアコギを弾くことはありましたが、それでも新鮮な光景。

JENは最初は手拍子役。

桜井さんはハンドマイクで動き回りながらの歌唱。
「年老いた2匹の犬が 僕の帰りを待っている」のところで「おいでおいで」の手振りをし、走ってきた犬をしゃがんであやすような仕草があり、とてもほっこり…したかと思いきやラスサビ前の「うぉ〜おおお〜」からの熱い歌唱に圧倒されました。

ナカケーはいつの間にか曲の途中からいました。

次は注目のあの曲。

12. アート=神の見えざる手

スクリーンには「20世紀少年」を彷彿とさせるような人型のシルエットが映し出され異様なムード。

今度は桜井さん、上手側の椅子に座り歌唱。
淡々と歌い上げ、後半へ向けてイカれていく様子は参加していなくとも想像できるのではないでしょうか?
しかしその想像を遥かに超えていきます

桜井狂人化に拍車をかけるのはCDにはないバンドサウンド!!
激しいドラムとギター、ベース、そしてブラス音も加わり、控えめに言って『LOVE はじめました』を超えています。

映像化が楽しみな1曲。
インパクトの強すぎるパフォーマンスでした。

ちなみに「ペ○ス」の部分に規制音は入るがはっきりと聴こえます。

演奏が終わるとスクリーンに傘を持つ人が現れ、血の雨を傘が受け止め真っ赤に染まります。
そこで次の曲。

13. 雨の日のパレード

前曲から比べると心が洗われるような優しい音と歌。
桜井さんはオクターブ下のパートを歌っていました。

少し驚いたのはナカケーがウッドベース?(形が少し違ったので別物かもしれません)を弾いていたこと(『アート=神の見えざる手』から)。
指で弾く優しい低音が胸に響きました。

しっとりとした演奏が終わると「ドクン ドクン」とSEが流れ、次のピアノのイントロに会場が息を呑みます。

14. 血の管

またもや意外な選曲。
しかし、この選曲に違和感はなく、まるでアルバム『miss you』の1曲かと思えるほど、納得もされられました。

『アート=神の見えざる手』から流れたスクリーンの「血」の映像はここまで続いており、まさに“アート”を感じました。

15. Party is over

桜井さんと田原さんが向き合ってアコースティックギターを奏でます。
美しいアルペジオとコードストロークに魅了され、透き通った歌声にうっとりと聴き惚れてしまいました。

スクリーンの映像がとてもよく、映像化も楽しみです。

16. We have no time

ここまでしばらく会場はただただ曲を聴き入っていましたが、この曲で久々の手拍子。
しかし何故か今回のライブはいつもより曲にノルことが出来ない。
というより盛り上がりは“必要ないのかもしれない”とすら感じてしまいました。

聴きたい観たい。

その気持ちが勝ってしまうのです。
それくらいアート。

スクリーンにはタイトル通り「時間」をイメージした映像が流れていました。

17. ケモノミチ

オープニングで使われた映像がこの曲でも使用されます。

MVとしてアップされたホールツアーと同じバンドVer.で演奏。

ここまで冒頭の『I MISS YOU』からアルバム『miss you』の楽曲は収録順通りに演奏されましたが、今回のツアーではこれ以降アルバムからの選曲はありませんでした。
映像も相待って全ての曲がライブ化けしていたと言っても過言ではないでしょう。

スクリーンで大きく『miss you』と表示される。(←もう少し後でした)
この曲でそろそろ本編も終了かと思った人も少なくないはず。
しかしまだちゃんとしたMCも無い。

ライブはまだまだ続くのです。

大きなスクリーンが真っ白になり…。

18. 365日

桜井さんのアカペラでスタート。
アカペラのAメロを歌い終えると、真っ白なスクリーンに大きく「miss you」と表示される。

途中からバンドが入り原曲通りに。

この曲も映像がすごかった。
雪のような光が無数に降り注ぎ、幻想的な雰囲気に感動します。

そしてここで映像には「鳥」が出現。
『靴ひも』から流れていた糸を引きながら飛んでいます。
まさかこの「鳥」がツアーの鍵にもなっているとは、この時、思いもしませんでした。

続いて新曲をここで披露。

19. 記憶の旅人

スクリーンにはDL配信用のジャケットが全面に。

桜井さんはアコギを持ちながらの歌唱。
ライブだとより壮大な曲に感じられました。

「この新曲で本編終了かな?」と思っていたらここでMC。

「最近は叩き合ったり蹴落としたりばかりの世の中だけど、今日という日を讃え合おう」というような内容から、「一緒に声を出していこう!」ということで、何と!『Everything(It’s you)』の「STAY~」以降僕は声を出していないことに気付く。

20. The song of praise

「待ってました」と言わんばかりの大歓声!
コーラス部分から始まるアレンジでスタート!

舞台を演じているような、アートで素晴らしいステージが続きましたが、やっぱりこういうノリも必要。

再度コーラス部分の合唱が始まると、大画面のスクリーンにメンバー4人の顔が!
雑に切り貼りされたようなその顔と、吹き出しで「WOW(曲のコーラスに合わせて)」と歌っています。
とてもコミカルで面白かった。

本ライブで最も会場に一体感が生まれた瞬間でした。

これで本当に本編が終了…かと思えば!

少しのMCから次の曲へ。
「最近聴いてすごく良いなと思った曲、今とても大切な曲になっています!(ちょっと噛み気味に→)『End of the day』!」

21. End of the day

まさかの選曲!(今回はその興奮でいっぱい)
「最近聴いて良いなと思ってくれてありがとう!」誰もがそう思ったはず。

会場は手拍子はもちろん、飛び跳ねる人もいたりで最も盛り上がった曲。
Bメロの「End of the day〜」と「Oh No! Oh Yes!」はみんなで合唱しました。

羽ばたける日は来る きっと来る
このフレーズが次の曲に大きな意味を持ちます。

曲が終わると桜井さんが満面の笑みで豪快にギターを掻き鳴らす!!
またもや、まさかと思うあの曲のイントロが…。

22. 未完

この日一番の大歓声。
そしてこの日最大の見所です。

スクリーンには何度も出てきた「鳥」が登場。
「なるほど、この曲への伏線だったのか」と少し鳥肌が立ちました、

1番を歌い切り、2番が終わるとバンドの音が静かになります。
そして『AAG』の『Prelude』の時のように、桜井さんのMCが入ります。
(大体こんなイメージという感覚で読んで下さい)
「30周年で『半世紀へのエントランス』というツアーをやって、50周年に向けて走り出し2年が立ちました。途中で力尽きるかもしれない、でもライブをすると普段はしまっている羽が開いたような感覚になります。みんなもここに来て、背中や心に羽が生えた気持ちになって、それがいつまでも続けばいい。もし羽があることを忘れてしまったら、またここに戻ってきてください、僕たちはここで待っています」

ここで涙した人も多いのではないでしょうか?
(もう”半世紀へのエントランス”という言葉を発してくれただけで泣ける!!)

小さなボリュームの演奏のまま、オクターブ下で「いっそ飛べない鳥の羽なんか〜」と歌い出します。

そして「だから もうユニフォームを〜」でボリュームMAX!

自由 自由 自由!!」のフレーズを×3回繰り返す!!

「すげー…」の一言。

圧倒されました。

演奏終了後、今度こそ「これで残すはアンコールか…」と思っていたら…桜井さんがブルーフラワーを持っているではありませんか!!!

23. 終わりなき旅

このツアーのセトリに入るとは、自分の予想を良い意味で裏切ってくれました。

演奏は原曲通り。
ラスサビ前のAメロは観客に委ねます。
この時はラスサビの高音が少しキツそうで、ほぼファルセットで歌われていました。

ただこの『終わりなき旅』はあの『SENSE -in the field-』の同曲に匹敵する熱さがありました。
実は僕はライブで『終わりなき旅』を観るときは、主にナカケーを観るようにしています。
何故かというと、この曲はいつもメンバーみんなの表情やパフォーマンスに特別な想いを感じますが、その中でもナカケーは誰より熱い。

今回もその表情にグッとくるものがありました。

この曲で本当に本編が終了です。
アンコールは必要ないと思えるくらい(嘘です)最高のセットリストと演奏、演出でした。

24. Hallelujah

-ENCORE-

桜井さんがアコギを持って登場。

MCから入ります。
(言い回しは違うと思いますがこんな感じ)
「2000年にリリースされた『Q』というアルバムから演奏したいと思います。『Hallelujah』という曲なんですけど、「Hallelujah」という言葉の意味は宗教的な意味合いが強いんですけど、神を賛美する(言い方違うかも)みたいな意味があって、僕はキリスト教徒じゃないけれど、そういうのも必要なんじゃないかと思ってて…」
「少ない編成ですが、聴いてください」

今回のセットリストは本当に驚きばかり。
『裏・半世紀へのエントランス』といえるくらいファンには最高の選曲。

演奏はSUNNYと二人のアコースティックVer.。
最後まで歌いきり、いよいよ「ハッ、ハレ〜」のコーラス部分へ。
大合唱の中、他のメンバーも全員登場。
何とドラムのJENに加えて田原さんとナカケーもフロアタムを叩きながらコーラスで参加。

異様で、神々しくもあり、とても新鮮な光景でした。

このまま過去のツアーのように、合唱の中桜井さんが次の曲を歌い出すのかと期待もしましたが、さすがにそれはありませんでした。

でも次の曲、あのアコーディオンの旋律が流れた時、嬉しさで涙が溢れてきました。

25. 優しい歌

“優しい驚き”から始まった半世紀への長きにわたるロード。
やはりMr.Childrenの新たな旅立ちや決意表明にこの曲はピッタリです。

久しぶりの原曲バージョン。
これを求めていた。
この曲はこれがいい。
改めてそう感じました。

ライブ終了後の良かった曲アンケートで僕は『優しい歌』と『未完』で迷いました。
結局、やはりMVPは『未完』だったと思ったので『未完』を選びましたが、2つ選択できるとしたらこの曲を次に選んでいたと思います。

僕は少し前まで同じファンから「ミスチルで一番好きな曲は?」と聞かれたら『イミテーションの木』と答えていました。
最近までは『memories』と答えていました。
今聞かれたら『優しい歌』と答えます。

それくらい嬉しかったし、やっぱり好きな曲だと感じた。

今日来てよかった。
そう思わせてくれた1曲でした。

26. Sign

ピアノのイントロが聴こえると大歓声が。

残された時間が僕らにはあるから 大切にしなきゃと 小さく笑った

このツアーを総括するような歌詞に、何故この曲を選んだのかが分かったような気がします。

曲が終わるとメンバー紹介。
桜井さんが4人を紹介して、最後に田原さんが桜井さんを紹介。

そして…「最後に一番新しい曲をやりたいと思います!」。

待ってました!
まだフルで解禁されていない新曲!
新曲をいち早く聴けるのもライブの醍醐味♪

27. in the pocket 

前向きな気分になれるとても良い曲。
手拍子しながら聴く人、しっかり味わおうと真剣に聴く人など、様々だったかと思います。
ちなみに僕は歌詞を覚えてやろうと真剣に聴き入っていましたが、残念ながら歌詞はほとんど聴き取れませんでした(笑)

ただ「鍵盤」や「6弦」などの歌詞が聴き取れたので、映画に寄り添った歌詞であることは間違いありません。

もっと語りたいのは山々ですが、ツアーに参加されない方はフルを楽しみにしているかと思いますので、ネタバレはこれくらいにしておきたいと思います。

退場曲は何と!さっき聴いたばかりの『in the pocket』。
歌詞を聴き取れなかった自分としてはとても嬉しい選曲。
メンバーの退場を見送りながら、新曲を聴き入っていました。

そして21:07終演。

今回はライブ終了後に会場の写真撮影OKのアナウンスが流れました。
多くの人がステージにカメラを向け、”半世紀への長きにわたるロード”の門出を祝ったのです。

まとめ

最後に一言お伝えしたいのは、映像化されたら絶対に“買い”です。
とにかく映像、演出が完全にアートです。
かつ『半世紀へのエントランス』より2曲も多く演奏してくれたこともあり、見所たっぷりかと思います。

今回はMCは少なめ、特攻演出も銀テープも花道もなく、近年稀に見るシンプルなステージでした。
だからこそ映像と演奏にどっぷり浸ることもでき、それがMr.Childrenとしては目新しく、かつセットリストも大満足。

ファンにとっては本当に文句なしのライブだったなと。

もちろん過去のライブにもその時々自分にとっての最高のシーンがあります。
だけど今回は総合的なバランスがとても素晴らしく、『半世紀へのエントランス』以上に歴史を感じられたライブだったように思います。

さて、これからMr.Childrenはどんなバンドになっていくのでしょうか?
その答えはアンコール最後の曲『in the pocket』の最後の歌詞にあるように思います。

「ただ今を楽しんでいたい」

自由に飛び回る鳥のように、また、疲れたら羽を休めたり。
そんな風に今はやっているだろうし、これからもそうやっていくんだろうなと。

本当に素晴らしいライブを観せてくれてありがとう。
そしてこれからもよろしくお願いします。

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