【Mr.Children Tour 2026 “Saturday in the park”】6/20「ぴあアリーナMM公演」感想ライブレポート

ライブ

Mr.Children Tour 2026 “Saturday in the park”

2024年7月12日に行われた横浜アリーナ公演の参戦ライブレポート。
席はセンター37列目でした。

メンバー編成

総メンバー数『6人』

  • Mr.Children
  • SUNNY【キーボード&コーラス】
  • 山本拓夫【サックス&フルート】

ステージセット

・長方形のステージ
・360度の客席
・可動式のスクリーン
・とある曲で巨大なバルーンオブジェが登場
※詳しいステージ構成はレポートで解説します。

セットリスト一覧は↓をタップ

01. キングスネークの憂鬱
02. FIGHT CLUB
03. ファスナー
04. くるみ
05. Saturday
06. youthful days
07. ウスバカゲロウ
08. Glastonbury
09. ロードムービー
10. 平熱
11. 禁断の実
12. 進化論
13. Happy Song
14. 空也上人
15. Stupid Hero
16. 海にて、心は裸になりたがる
17. 皮膚呼吸
18. I’LL BE
19. Again
20. 蘇生
21. 産声
-Encore-
22. It’s a wonderful world
23. 足音 〜Be Strong
24. 家族

YouTube版はこちら(ライブを感情と編集で再現)

準備中

Introduction

今回のライブは“驚き”の連続でした。
セットリストも、ステージ構成も、演出も、桜井さんの歌声も、驚きの連続。
ですので今回は僕が特に驚いたポイント10個を紹介しながら、ライブ当日を振り返っていきます。

当日は朝から一日中あいにくの雨でした。
(前回の『miss you arena tour』も帰りは大雨だったな。。)

しかもツアートラックが長蛇の列だったため、当日は残念ながら撮影できず…翌日にそのためだけに足を運び撮影してきました。

そして会場のCD販売所では、アルバム『産声』を購入するとポスターがもらえるとのことで、もちろんCDはすでに持っていたのですが、ポスター入手のため、そして少しでも貢献できればという気持ちも込めて、2枚購入しました。

そんなこんなで写真を撮りつつ、土砂降りの中16時半頃に会場入り。

今回は席に座ったところから振り返っていきたいと思います。

会場入り

ぴあアリーナMMへは初めて来たのですが、会場がとても綺麗でステージがとても近かった!
僕の座席は2階スタンド3列目。
このあたり↓です。

座席の位置だけを見ると遠く感じますが、会場が狭いので肉眼でそこそこ見えるくらい近かったです。
それによりこの時点でテンションが数段上がりました。

さてここで今回最初の驚きポイント。

驚きポイント①ステージ構成

360度の客席。
中央にはアリーナを突き抜けるような長方形のステージがあり、その上には四方に吊るされたスクリーン。

そして不思議なことに、開演前はステージ上には楽器が見当たらない。

「え?これ、どこで演奏するの?」
「メンバーはどういう立ち位置になるの?」
そんな感じで開演前から謎だらけでした。

今回のライブでは、その“謎”がひとつずつ明かされていくような感覚もあって、ワクワクがずっと止まりませんでしたね。

それではここから、セットリスト順に振り返っていきます。

なお、今回は自分の記憶、同行者の記憶、そして他の方のレポートなども参考にしながら思い出して書いています。
細かい部分に曖昧なところもありますので、その点はご了承ください。

では、はじめていきましょう!

【開演!】セットリスト順にレポート

00. Opening

オープニングは、『miss you arena tour』を彷彿とさせるような草むらの映像からスタート。

その草むらを抜けると澄み切った空が広がり、空の映像をバックにメンバーの名前がアルファベットで映し出されます。

その後カメラワークが下へ移り、緑あふれる広い風景へ。
そこには蜂が飛び回って…(覚えているのはこれくらい)

1曲目のイントロへ!

01. キングスネークの憂鬱

待ってましたと言わんばかりの大きな手拍子の中、桜井さんがハンドマイクで登場。
ステージの端から端まで移動しながら歌い、サビに入るとどこからともなく他のメンバー5人が一気に登場。

今回の編成は、Mr.Childrenの4人に加えて、SUNNYさん、山本拓夫さんを加えた6人編成。
ここで、2つ目の驚きポイントです。

驚きポイント②立ち位置

このメンバー登場後が本当に衝撃でした。

【田原・SUNNY・桜井・山本・中川・JEN】のように6人がなんと、まるで『Worlds end』のMVのような横並びの構図(向きは違いますが)で演奏しているではありませんか!!

「そう来たかぁ…!」と普段見ない光景に、この時点でかなりの鳥肌でした。

そしてサビの「weh eh oh」は桜井さんが煽らなくても自然に大合唱となり、初っ端から会場全体を一気に巻き込んでくれました。

オープニングナンバーが終わり、すかさず2曲目へ。

02. FIGHT CLUB

意外な選曲でビックリ…と言いたいところですが、実はワタクシこれ以前にネタバレをくらってしまいまして…。
すぐに画面を閉じたので冒頭の数曲しか見ずには済んだのですが、記憶から消すことはできませんでした。

なので驚きは半減。。。
YouTubeやSNSをやっている以上、これはもうある程度仕方ないですね。

桜井さんは『キングスネークの憂鬱』から続けてハンドマイクで歌唱。
この日、桜井さんの声は“絶好調”でした。

ラストの「my friend」のフレーズを繰り返す。
声の伸び、迫力、どれも素晴らしかったです。

曲が終わると暗転し、次の曲へ。

03. ファスナー

桜井さんはアコースティックギターを持ち、僕のいる客席から見て反対側を向いて歌唱。
田原さんもいつの間にか左から右に移動しており、アコギを演奏。

このあたりの曲から、今回のライブで桜井さんについて感じたことがあります。

驚きポイント③歌唱法の変化

『ファスナー』以降の曲(特にバラード)で感じたことですが、桜井さんの歌い方が今回のライブで明らかに進化していたように感じました。

具体的には、ビブラートのかけ方です。

これまで桜井さんは、ロングトーンは微かに揺らすか、ほとんど揺らさずにまっすぐ伸ばす歌い方が多かった印象なんですが…今回はもうしっかりと揺らす揺らす!!
ただこれはもしかしたら、この日だけだった可能性もあります。
もし他の会場でも同じような歌い方だったなら、桜井さんの歌唱スタイルがまた一段変化したタイミングなのかもしれません。
その歌い方もあって、『ファスナー』は抑揚がすごかった。

そしてさらに驚いたのが、4つ目のポイント

驚きポイント④ステージ移動

曲の途中でJENがさっきとは反対側の位置に登場!
これには驚きました。
ドラムセットがもう一台あるのか?はたまたステージの下を移動させたのか?
とにかくいきなりJENが反対側に現れたことにビックリしました。

『ファスナー』は17年前の『Tour 2009~終末のコンフィデンスソングス~』が神アレンジ、神パフォーマンスだったので、今回はどう来るのか楽しみにしていましたが、結果、まったく劣らない素晴らしい演奏でした。

曲が終わると暗転し、SUNNYさんのピアノが鳴り響きます。

04. くるみ

今回はラスサビ前のクレッシェンドでバンドが入る『くるみ – for the Film – 幸福な食卓』に近いアレンジです。
しっとり始まり、ラストに向かってじわじわ熱を帯びていくあの感じ。
やっぱり名曲だと再認識。

ただこの日、一番盛り上がるラスサビで桜井さんの歌詞間違いがありました。
正「出会いの数だけ別れは増える それでも希望に胸は震える」
誤「希望の数だけ別れは増える それでも希望に胸は震える」
と歌ってしまうという感じでした。
でも、それもライブならではです。
素敵な演奏でした。

曲が終わると暗転し、暗闇の中で何やら巨大な物体がモゾモゾと膨らみ始めます…。

驚きポイント⑤巨大バルーン

スクリーンモニターが大きく稼働し、Mr.Children Tour 2026 “Saturday in the park”のタイトルロゴが映し出されます。
会場が明るくなると、そこには犬、鳥、ヤギ、牛、そして虹の巨大なバルーンオブジェが登場!
※画像はイメージです

一気に会場が明るく、楽しく、ポップな空間に変わりました。
大歓声の中5曲目へ。

05. Saturday

6人が中央のステージに集まり、いつものような立ち位置になったかと思いきや、なんと演奏しながらステージの真ん中が回転しているではありませんか!
どの席からでも楽しめる仕掛けに驚きの連続です。

1番の「Saturday〜♪」のフレーズを桜井さんの合図で合唱。

MVのあの空間に自分も入り込んだような気分になりましたし、音源で聴くよりもさらにポップで、温かくて、ほんわかした雰囲気がありました。

ちなみに巨大なバルーンはこの曲のためだけだったようです。
もったいないなと思いつつMCへ。

MC

記憶に残っている範囲ですが、桜井さんはこんな感じのことを話していました。

「『Saturday in the park』へようこそ!近いね〜!ライブハウスで演ってるみたい!今日は演奏したい曲がたくさんあります。好きな時に座ったり、歌ったり、叫んだり、自由に楽しんでください。」

続いて次の曲について。

「次の曲は2001年に…(ここで「2001年?何が来るんだ?と会場がざわつく)2001年みんな何してました?僕らはデビューして9年目で…(ここで少し当時を振り返るような内容でしたが思い出せません…)」

というようなMCから、タイトルを告げて、次の曲へ。

06. youthful days

会場は大歓声!
イントロは疾走感のあるいつものライブアレンジでスタート。
ベースインするところで桜井さんがナカケーを指差し「ベース!」と叫んだのがカッコ良かった。

後半の「I got back youthful days」を会場全体で大合唱。 
やっぱりライブで聴くと強い曲ですね。

曲が終わると暗転し、スクリーンいっぱいに草むらの映像が映し出され7曲目へ。

07. ウスバカゲロウ

生で聴くとCDよりもTVでの演奏よりも遥かに良かったです。

今回のツアーはステージそのものが演出の一部になっていたので、スクリーンをじっくり観る余裕がありませんでした。
でもこの曲では、ようやくスクリーンの映像をゆっくり観ることができました。

歌詞にも出てくる「透明の羽」。
その儚さのイメージがスクリーンいっぱいに広がっていて、メロディーと歌詞の美しさをより引き出していたように感じました。

産声』の中でも名バラードとして、ライブでさらに存在感を増した曲だったと思います。

続いてアルバム『産声』からの選曲が続きます。

08. Glastonbury

自分がこの曲をまだ聴き込めていないのもあるかもしれませんが、この曲をライブで聴いてまず感じたことは、ノリ方が難しいなと。
縦ノリなのか横ノリなのか、ロックなのかポップなのか…。

なんてことを探りつつ考えていたら、ここで6つ目の驚きポイントです。

驚きポイント⑥飛び出そう 飛び出そう

最後のフレーズ、「飛び出そう 飛び出そう 自分の外側に」で予想もしていなかったコール&レスポンス!
ここ歌わせてくるんだ!?という驚きですね。
スクリーンには歌詞も表示され、長めの合唱パートが取られていたように思います。

ただ、正直に言うと、ここは僕も含めて観客全体に少し戸惑いがあったように感じました。
音源を聴いていても、主旋律が少し曖昧に感じる部分があるので、初回で全員が一気に歌うには少し難しかったのかもしれません。

これはぜひ、35周年ツアーあたりでリベンジしたいですね。
曲が終わるとまた暗転し、次の曲へ。

09. ロードムービー

この以降も何度か立ち位置を変えて演奏されていましたが、省略いたします。

アレンジは大きく変えず、原曲に近い形。
しっとりと聴く時間でした。

とても良かったのは、スクリーンが6分割(反対側も含めると12分割)に変形。
それが等間隔に並ぶ街灯のイメージができるなぁと思いながら、聴き入っていました。

曲が終わると暗転。
ここで少し、今回のライブについてふれておきたいことがひとつあります。

驚きポイント⑦(番外)暗転の連続

「驚きポイント」という表現は間違っていますが…ここでセットリストから話がそれます。

今回のライブは何度も立ち位置を移動させるため、どうしても一度暗転させる必要がありました。
そのため曲と曲を繋げて演奏する場面がとても少なかったのです。

もちろん、そのおかげで今回ならではの演出が成立していたわけで、本当に素晴らしいライブとなりました。

ただひとつ、ひとつだけ小声で言わせていただくとするなら、曲と曲がシームレスにつながっていくような、あのライブならではの流れを楽しめる場面が少なかったかなぁと感じます。
しかしこれは不満というより、今回の演出とのトレードオフですね。
素晴らしいライブだったからこそ、そこだけ少し気になったという感じです。

では次の曲へ。

10. 平熱

宇宙に車などが浮かんでいる映像の中、桜井さんはセミアコ(よく見えませんでしたがおそらく)のようなギターを持って演奏。

そのギターで桜井さんはソロパートも弾いておりました。
歌もとても良く、平熱どころではない熱い歌唱にグッときたのを覚えています。

暗転し、次の曲へ。

11. 禁断の実

イントロが流れるとスクリーンには赤いリンゴが映り、曲中は先ほど『ロードムービー』でも使われていた分割モニターに、アダムとイブを思わせる絵画が映し出されていました。
桜井さんはSpotifyのインタビューで、宗教画の動画を観て歌詞を書いたという話をしていましたが、その要素も映像演出に反映されていたのかなと思います。

そして注目の間奏部分。
ライブでは完全なフリーセッションになるのかなと予想していましたが、基本的には原曲通りでした。
でも、生で聴くとやっぱり迫力が違います。

そしてサックスは、事前に話されていた通り、桜井さんではなく山本拓夫さん。
この曲の怪しさ、美しさ、危うさが、ライブでさらに濃くなっていたように感じます。

続いては想定外の選曲。

12. 進化論

イントロを聴いた瞬間、最初は意外な選曲に思いましたが、聴きながら考えてみると『産声』の「命のリレー」とも繋がりますし、『禁断の実』も(テクノリジーの)進化を歌った曲でもあるので、この選曲も曲順も自然な流れだなぁと感じました。

映像もかなり凝った作りだったと思いますが、細かいところまでは覚えきれていません。

ただ、改めて思いました。
ホントにいい曲。
派手さはないけど、演奏から祈りとか優しさみたいなものを感じられた気がします。

曲が終わると桜井さんから次の曲の短い曲紹介がありました。

13. Happy Song

ここから盛り上がりゾーン突入といったところでしょうか。

もちろん大合唱あり、桜井さんの高音も絶好調。
特にCメロの「新たな敵が道を塞いでても さぁ!」の「さぁ!」をシャウト気味に超ミラクルロングトーン!!
これには会場に大きな拍手が起こりました。

前に進むための力が湧いてくるような曲ですね。

そしてJENのドラムソロで始まる次の曲へ。

14. 空也上人

みんな大好き『空也上人』!

これはもう、間違いなくこの日一番盛り上がった。
かっこいいし楽しいし良い曲だし、とにかく最高。

1番の「今日はジョン・レノンでも聴こうか」のところで山本拓夫さんを指差し、「今日はサクソホーンでも聴こうか」に変えて歌い、最後のサビはみんなで大合唱。
初披露でこの一体感はすごかったです。

スクリーン映像では「空也上人」をイメージしたような、桜井さんの口からシルエットのメンバーが出てくる描写もありました。

『Happy Song』からの「今日もGood Morning」という歌詞で、当時の「めざましテレビ」が浮かんできますね。
両曲とも「ポップコーン」が出てくるので、この2曲を並べた理由は色々ありそうです。

そんな勢いのまま立ち位置を変えて次の曲へ。

15. Stupid hero

アルバム『産声』の中でも僕が個人的に1、2を争うくらい大好きな曲です。

あの疾走感のあるメロディー、駆け抜けるようなリズム、超高音ファルセット。
これを生で聴けただけで、かなり満足度が高かったです。

CDと同じ曲順ではありますが、『空也上人』→『Stupid hero』はまたセットで聴きたいくらい良かったです。

勢いはさらに続きます。

16. 海にて、心は裸になりたがる

これは今回、ナカケーに称賛を送りたい(偉そうですみません)。

この日はもはやメインボーカル並みに「(今心は裸になりたがっているよ)Oh——」の声が出ていました。
単純にマイクが近かっただけかもしれませんが(笑)。

桜井さんもメンバーそれぞれとアイコンタクトを取りながら、本当に楽しそうに歌っていました。

もちろん会場も大盛り上がり。
ちなみに今回、あのオラウータン?ゴリラ?のようなダンスはありませんでした。

続いても『重力と呼吸』からの選曲です。

17. 皮膚呼吸

これも意外な選曲。
大きなアレンジ変更などはありませんが、2番のBメロは、毎度お馴染みのオクターブ上で歌唱。

とにかく沁みましたね。

今回のセットリストは、ほとんど田原さんが決めたようですが、何故この曲をここに入れたのか、どういう意図があったのか。
いつかどこかでぜひ語っていただきたいものです。

そして次!

次ですよ!!

ここで不意打ちすぎる選曲!!!

驚きポイント⑧まさかの激レア曲披露

18. I’LL BE

まさかの激レア曲に大興奮…と言いたいところなんですが、実はこれもネタバレをくらっておりました。。
でも曲順までは知りませんでしたので、「ここで来たか!」という驚きはありました。

ただ、イントロを聴いた瞬間僕の心の中では完全に、「うぉーーーー」って感じだったのですが、会場からはほとんど大きな歓声が上がらなかったんですよね。
超激レア過ぎるのと、シングルにしか収録されていないから、もしかしたらイントロだけで即反応できるほど聴き込んでいる人が、意外と多くなかったのかもしれません。

桜井さんはアルバムVer.をライブで歌う時のようなアレンジで歌っていたように思います。
例えば「レボリューション〜」を巻き気味に「レ〜ボリューショ〜ン」という感じに。

この曲は、以前行われたアンケートの「会員が最もライブで聴きたい曲」では2位に選ばれていました。
にもかかわらず、ほとんど演奏されてこなかった曲。
一度『DISCOVERY』のレコ発イベントライブ『SPECIAL EVENT INNOVATION 1999』で披露されましたが、それはPV撮影も兼ねた当て振りのカラオケだったんですよね。
またその後、テレビで一度演奏されたことはありますが、実質的なライブでの生演奏としては、今回が初と言っていいのではないでしょうか。

もう感無量でした。

そしてライブはいよいよクライマックスへ向かいます。

19. Again

山本拓夫さんのサックスソロから始まり、イントロが鳴った瞬間会場から大きな歓声が上がりました。
やっぱり『Again』のあのイントロは強いですね。
僕はこの曲、Aメロの中川さんのベースが大好きで、それを生で聴けたことに感動しました。

また映像も良かった。
桜井さんがホログラム風に映し出され、例えば横断歩道が背景にあって、まるでその真ん中で歌っているかのような演出。
現実と映像の境目が曖昧になるような、かなり印象的なシーンでした。

続いての曲も意外と久しぶり。

20. 蘇生

イントロ中に桜井さんが「何度でも 何度でも」と叫びました。
披露されるのは『TOUR 2017 Thanksgiving 25』以来ですね。

なんと今回は『overture』なし。
ツアーで『蘇生』が単体で披露されるのはこれが初です。

もちろんサビは大合唱。

『産声』というアルバムのテーマを考えても、『蘇生』という曲は本当にぴったりですよね。
ライブの後半に置かれることで、曲の意味がより強く響いてきました。

さぁ次はいよいよ本編ラストの曲。

21. 産声

2026年5月30日。
大阪城ホール公演で桜井さんの体調不良によりライブが中断となってしまった時、最後に演奏されたのがこの『産声』だったそうです。
その時、桜井さんは「この曲を届けるためにツアーを回っている」というようなことを話していた、というレポートも見ました。
僕がその話を知ったのはライブ後でしたが、この曲に込められた桜井さんの想いがここで完全な形になったように感じました。

ラスサビは紙吹雪が舞い、折り返しで音を落とし、スクリーンに歌詞が映され、メンバー全員を含む会場全体で大合唱。

「瞬く間に過ぎる時の中で 産まれては消えてく命のリレー」

本編の幕を閉じるにふさわしい、圧巻のラストでした。

そしてアンコールへ。

22. It’s a wonderful world

-ENCORE-

驚きポイント⑨醜くも美しい世界

これは泣きそうになりました。
『It’s a wonderful world』で歌われている「醜くも美しい世界」とは“プラスマイナスゼロの世界”です。

このツアーにおいては、“産声”をあげたばかりの主人公が、これから見ていく世界。
そしてこれからまた歩いていく世界。

そう捉えると、この曲がアンコールの最初に置かれた意味が、すごく腑に落ちる気がしました。

世界は美しいだけじゃない。
でも、醜いだけでもない。
それでも生まれて、歩いていく
そんなメッセージが、このあとの流れにもつながっていきます。

全メンバー揃って次の曲。

23. 足音 ~Be Strong

この流れはとても素晴らしかったです。
『産声』で生まれて、『It’s a wonderful world』で世界を見て、そして『足音 ~Be Strong』で歩き出す。

演奏は大きく変えず、原曲通りに近い形だったと思います。
何度も聴いてきた曲なのに、この流れで聴くとまた違って聴こえました。

本当に見事なセットリスト。

曲が終わるとMCヘ。

MC

前半は”足音”について話していました。
「みんなの足音を聞いていたい。前に進む足音も、後ろに下がる足音も、地団駄を踏む足音も」「いろんな足音がある、どんな足音でもちゃんと聴いていたい」

そんな温かいMCでした。

後半には「次で最後の曲です。寂しい気持ちで帰ることになると思うから、寂しくなったらまたアルバムを1曲目から聴いてほしい。Mr.Childrenの4人だけの音で演奏したいと思います。」というような内容で、最後の曲へ。

この時点で、桜井さんはブルースハープとアコギを持っていたので、きっとみんなもう最後の曲を察しましたね。

24. 家族

SUNNYさんと山本拓夫さんはステージを下がり、Mr.Childrenの4人だけでの演奏。
照明はシンプルにメンバーを照らすだけ。
正面のスクリーンにも映像はなし。

まさにライブハウスで4人の音を聴いているような感覚でした。

確かに桜井さんが言っていた通り、最後にこの曲を聴いて帰るのは少し寂しい。
でも僕は『産声』の中でもこの曲が大好きなので、最後に聴けたことが本当に嬉しかったです。

また、歌詞の内容とは別に、この曲を4人だけの音で演奏したことにも意味を感じました。

Mr.Childrenの4人には家族以上の絆があると思っています。
そしてその絆は会場にいる僕らもきっと繋がっている…と、勝手に思っています。

だからこそ、「そして僕に何が残せるかな もうすぐ来る未来の為に」というフレーズが沁みてきますね。

曲が終わると、サポートのSUNNYさん、山本拓夫さんも戻ってきてメンバー紹介。
そしてライブは終了。

退場曲は『Saturday』。

メンバーがはけていく場面で、最後の最後に桜井さんが、「楽しかったー?」と聞いてくれて、会場全体で「楽しかったー!」と叫ぶやりとりがありました。
あの瞬間はとても印象に残っています。

これにて終演。

まとめ

本当に行って良かったと思わせてくれる素敵なライブでした。

ここで最後に10個目のポイント。

驚きポイント⑩35周年に期待大!!

今回のアリーナツアーは、『innocent world』『Tomorrow never knows』『名もなき詩』『終わりなき旅』『HANABI』といった、いわゆる代表曲や定番曲がほとんどありませんでした。

披露された有名曲と言えば、『くるみ』『youthful days』『足音 〜Be Strong』くらいでしょうか。
アリーナ規模にしては異例のセットリストだったように感じました。

だからこそ、コアなファンにとってはたまらない内容だったと思います。
一方で、最近ファンになった方や、いわゆる“いつものミスチル”を期待していた方にとっては、少し物足りなく感じた部分もあったかもしれません。

でも僕は、そこにこそ意味があったように感じます。

今回はアルバム『産声』という作品を中心に、今のMr.Childrenが僕らリスナーと再度コミュニケーションを取ろうとしてくれました。
そして同時に、来年へ向けたプロローグのようなライブだったのではないかと思います。

代表曲をあえて温存したようにも見える。
定番曲を並べるのではなく、今のMr.Childrenを見せ切った。

つまり、来年の35周年!!

誰もが楽しめるドデカいライブをやってくれるんじゃないか。
そんな期待が、今回のライブを観て一気に高まりました。

これは『産声』プロジェクトの終わりではなく、次へ向かうための伏線。
そんなライブだったように思います。

以上が『Mr.Children Tour 2026 “Saturday in the park”』ぴあアリーナMM公演のレポートでした。

【驚きポイント一覧】
①ステージ構成
②立ち位置
③歌唱法の変化
④ステージ移動
⑤巨大バルーン
⑥飛び出そう 飛び出そう
⑦(番外)暗転の連続
⑧まさかの激レア曲披露
⑨醜くも美しい世界
⑩35周年に期待大!!

最後に

最後にひとつ、どうしても話しておきたい無念なことがあります。

桜井さんの体調不良で大阪公演が中断する前、福岡公演までのライブでは、6曲目に『in the pocket』、7曲目に大幅アレンジされた『fantasy』が演奏されていたという事実を知ってしまいました。

いやぁ……これは悔しい。

もちろん、桜井さんたちの体調を考えての変更なのであれば、それはもう仕方ありません。
何より大事なのは、メンバーが健康で、ツアーを無事に続けてくれることです。

ただ、『fantasy』を聴けなかったのは本当にショック(涙)
まぁこれまでのツアーでもセットリスト変更はありましたし、こういうのは本当に運でしかないんですよね。

こればっかりはしょうがない。
何より、桜井さんの体調が大事ですから。

ただ、この悔しさを誰かと共有したかっただけです(笑)。
またいつか、どこかで『fantasy』も聴ける日を楽しみに待ちたいと思います。

では、今回はこのくらいにしておきましょう。

映像化も楽しみですが、35周年も期待大です。
これからも一緒にMr.Childrenを応援していきましょう!

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