概要
「Tour 2004 シフクノオト」発売日(DVD)2004.12.21
2004年9月12日の追加公演、横浜国際総合競技場(現日産スタジアム)でのライブをメインに収録された作品。
このツアーの大きな特徴は、多くの楽曲がアレンジ変更されていること。
特別アレンジ演奏満載の映像作品です。
特典映像も見所たっぷりだよ♪
DISC 1
01. OPENING
02. 終わりなき旅
03. 光の射す方へ
04. PADDLE
05. 名もなき詩
06. 口笛
07. Everything (It’s you)
08. Pink~奇妙な夢
09. 血の管
10. 掌
11. ニシエヒガシエ
12. Image
13. overture~蘇生
EX01. : SPECIAL LIVE at OKINAWA
EX02. : SOCCER
DISC 2
01. youthful days
02. innocent world
03. くるみ
04. Any
05. 天頂バス
06. HERO
— ENCORE —
07. INTERVIEW
08. Mirror
09. MC
10. Tomorrow Never Knows
11. タガタメ
12. Sign
EX01: SPECIAL LIVE at OSAKA
EX02: JEN’S PHOTO
メンバー編成
●総メンバー数『7人』
- Mr.Children
- SUNNY【キーボード&コーラス】
- 浦清英【キーボード&サックス】
- 河口修二【ギター】
収録順に見所紹介 DISC 1
01. OPENING
BGMは優しいピアノのインスト。
(タイトル「Traveling Bus」小林武史ソロアルバム『WORKS I』に収録)
スクリーンには一人の男が歩くシーン。
その男は道中で「シフクノ…」行きのバスの切符を拾います。
それと同時にバスが到着。
ゆっくりと歩きながら男はバスに乗り込む。
そのタイミングでメンバーが登場!
“バスが出発”
SEが終わったところで本編スタートです。
白のジャケットで登場した桜井さんはエレキギターでスタンバイ。
1曲目はまさかのあの曲でした。
02. 終わりなき旅
【見所① 意表を突いた1曲目】
原曲とは違い、桜井さんのギターバッキングは静かに奏でられます。
フェードインしていくストリングスと同時にギター、ベース、ドラムも徐々に加わっていくアレンジ。
大歓声が湧き上がり、予想だにしなかった1曲目でライブが始まりました。
この1曲目について桜井さんは後のインタビューで「意表を突かせたかった」とコメントしています。
テンポも原曲より早く、何より驚きと感動で長尺な曲とは思えないほど一瞬で聴き終わります。
アウトロは短めにまとめ、スパッと演奏をブレイクさせ間髪入れず2曲目へ!
03. 光の射す方へ
リズムのループ音源にSUNNYさんのシンセが加わり、アコギに持ち替えた桜井さんが歌い出します。
1番サビまではアコギ主体のアレンジ。
曲の後半「光の射す方へ」のフレーズのループを限界まで盛り上げていき、最高潮へ到達したところで特効花火!!
大歓声!!
定番ですね。
04. PADDLE
ここで『シフクノオト』からの選曲。
アコギではなくドラムとシンセのみで始まるイントロアレンジ。
「ほんの束の間」と歌い出したところで歓声。
どういう意図があるのか分かりませんが、ここで別会場のライブ映像を挟みます。
途中で本会場に戻り、また別会場に移ったり…。
ちょっと違和感が残りますが、「行こうぜ」のフレーズで会場に一体感が生まれ、ライブは言うまでもなく盛り上がっています。
05. 名もなき詩
これまでの3曲は全て原曲を崩して演奏されましたが、『名もなき詩』はほぼ原曲通り。
1番のサビを観客が歌います。
06. 口笛
【見所② そのからだ↑】
ゆったりとしたアコギのイントロアルペジオ。
歌い出すまで何の曲かわかりませんでした。
2番からメンバーの演奏が加わるが、キーは1音下げで最後までアコースティックなサウンド。
『口笛』アコースティックVer.です。
個人的に好きなアレンジは「Cメロ」でバンドの音が抜けてアコギとボーカルのみになるところ。
また、その後ラスサビで「その香り その身体」の「だ」をファルセットで上げるところ。
キュンとしちゃいます。
そして最後は、桜井さん自身が口笛を吹くアウトロで締めます。
このツアーでしか聴けない演奏。
それがこのツアーの良いところです。
07. Everything (It’s you)
見所が続きます。
【見所③ 3段階「STAY」】
個人的に好きなライブアレンジに必ず入る1曲です。
2コーラスまではピアノ伴奏と歌のみ。
間奏からバンド演奏が加わり、ギターソロもオリジナルとは違うこの時限りのもの。
ラスサビで原曲アレンジに戻ります。
特に素晴らしいのが、3回訪れるサビでそれぞれ異なる歌い方をしているところ。
いうならば”3段階「STAY」”。
1番:ファルセットで単音「STAY」
2番:地声で「STAY〜エェエ〜」(原曲と少し違う)
3番:全力「STAY」
本来サビの1拍目で歌う「STAY」の音を、休符を入れて歌うのもミソ。
最高に感動できる『Everything (It’s you)』です。
08. Pink~奇妙な夢
これよりアルバム『シフクノオト』からダークな選曲が続きます。
「夢の中→モノクロ」「現実→カラー」の映像編集により楽曲のムードが際立ちます。
曲に合わせた照明もいい感じ。
09. 血の管
『Pink ~奇妙な夢』同様こちらも原曲に沿った演奏。
桜井さんの綺麗なファルセットが聴きどころ。
演奏が終わるとスクリーンには心臓が映し出されます。
そしてポンプのように「ドクドク」と血液を送る音。
体内を循環する血液は柔肌を通り、やがて『掌』へ。
10. 掌
心臓の鼓動にJENのバスドラが重なり、あの刃物のようにエッジの効いたイントロ。
シングル『掌』ライブ初披露。
2曲続けての見所です。
【見所④ これぞミスチルロック】
2番サビ後、初披露からアレンジを大きく変え、原曲にはない歌詞が加えられます。
それぞれが夢見てること
『掌』ライブVer.
それぞれが信じてるもの
それぞれが暮らしていたい場所
それぞれが愛してる人
ひとりずつ ひとりずつ それぞれひとつずつのONE
後半パートで行われる桜井さんとSUNNYさんとの掛け合いも驚きでした。
サポートメンバーのSUNNYさんの歌声をしっかり聴けるというのもポイント。
二人の掛け合いから「それで素晴らしい」で最後のサビをカットし、唐突に終わります。
11. ニシエヒガシエ
テクノ調にアレンジされたイントロで始まります。
そしてここで大袈裟に言えばツアー『regress or progress ’96~’97 IN TOKYO DOM』の『Brandnew my lover』を彷彿されるような演出が!
桜井さんが椅子に座り、テレビを観ながら歌い出します。
テレビに映し出されている映像はテロや戦争のニュース。
うつろな表情でモニターに顔を寄せたりしながらワンコーラス分歌唱。
1番が終わると田原さんがディストーションでリフを掻き鳴らす。
桜井さんも立ち上がり、本領発揮。
次はステージ脇にあるセットの階段を上り、高い所からの歌唱です。
今度は『’95 Tour Atomic Heart』を彷彿。
間奏も原曲とはまるで別物で、『掌』に続きライブオリジナルの歌メロも追加されてます。
メッセージ性もあり、まさにこれぞミスチルロックと言えるようなパフォーマンスでした。
12. Image
【close your eyes】
照明が落とされ、モニターに表示された文字通り、会場全体が目を瞑ります。
『ニシエヒガシエ』で発された悲しい現実。
「ちょっと待って、生き急ぐ気持ちになる前に一度目を閉じてみよう」というメッセージに僕は感じました。
【見所⑤ 楽しく生きて行くimageを】
冒頭、桜井さんがアカペラでしっとりと歌い上げていきます。
目を瞑った先に見えたのは、”楽しく生きて行くimage”でした。
この目に写る全てのこと。
この目を瞑って感じるもの。
同じ場所で同じ時間を共有できている幸せ。
まさに「シフクノ瞬間」「シフクノひと時」です。
『image』も大きくアレンジを変えて演奏された曲の一つでした。
13. overture~蘇生
シリアスな曲が続きましたが、『蘇生』のイントロから桜井さんの表情も笑顔満開に。
サビやアウトロの合唱で生まれる一体感は参加している側はもちろん、観ているだけでも元気をもらえます。
EX01. : SPECIAL LIVE at OKINAWA
【見所番外編① 涙の沖縄】
ツアー最終日の沖縄公演で披露された「1999年、夏、沖縄」のライブ映像です。
歌詞を当時に合わせ「もう三十なのだけれど」を「もう三十半ばだけれど」と変え、「99年、夏の沖縄」を「2004年、夏の沖縄」と変えたり。
この時だけの「1999年、夏、沖縄」です。
演奏中に桜井さんが涙ぐむシーンがあり、何度観てももらい泣きしてしまいます。
これは見逃し厳禁、必見必聴です。
EX02. : SOCCER
メンバーがサッカーをしているシーンなどを寄せ集めたオフショット映像です。
収録順に見所紹介 DISC 2
01. youthful days
イントロはお決まりのライブアレンジ。
JENと桜井さんが二人で1.2カウントをとるのも珍しい。
そしてプチ見所は2番Aメロ。
桜井さんが歌詞を間違えてしまいます。
本来「君の指 花びらを」のフレーズを1番の「君は笑う 悪戯に」で歌ってしまい、歌を止め「やべっ」という顔をして頭を下げ謝罪します。
これもライブの醍醐味
メンバーみんな笑顔で楽しそうです。
02. innocent world
「もっともっと一緒に歌ってくれ」と煽り、『innocent world』。
1番のサビ前まで観客に歌わせます。
もちろんラスサビも。
03. くるみ
こちらも原曲とは若干異なるアレンジ。
1番のサビ前までアコギとドラムでの演奏。
サビからは原曲に戻ります。
個人的には浦清英さんのアコーディオン演奏や表情がいい味を出しているなぁと感じました。
04. Any
原曲に忠実な演奏。
余談になりますが『Any』はその後のツアーで化けます。
05. 天頂バス
【見所⑥ シフクの天頂バス】
ライブ後半の一番の見所と言ってもいいでしょう。
スクリーンにはOpeningで登場したバスが再び登場です。
序盤の桜井さんはアコギを弾きながらの歌唱。
サビからマイクを手に持ち歌い上げます。
そして中盤、2番後の間奏からの展開が凄すぎる。
ライブオリジナルアレンジの中、螺旋階段を駆け上がる桜井さん。
熱いコール&レスポンス.
叫ぶメンバー。
特攻花火。
この曲のためにツアーが構成されたと言っても過言ではないパフォーマンス。
9分にも及ぶ圧巻の演奏に、盛り上がりを超えて逆に聴き入ってしまいます。
Mr.Children公式YouTubeチャンネルに映像がありますので、是非ご覧になってみてください。
06. HERO~ENCORE~
いよいよ本編最後の曲です。
最後に相応しい選曲。
前回初披露された『DEC21』とは違い、Aメロを大きく崩した歌い方でした。
本作品ではアンコールの前にインタビュー映像などを挟みます。
07. INTERVIEW
メンバー4人のインタビューを収録。
その後アンコール明けのMCの映像へ続きます。
メンバー全員がステージ前方に出てスタンバイ。
演奏前に桜井さんのMC。
「最寄りの駅前商店街、または阿波踊り大会特設ステージにMr.Childrenが営業に来たような近~い気持ちで聴いて頂きたいと思います」とのことで次曲へ。
08. Mirror
【見所⑦ 田原健一鉄琴ソロ】
田原さんがギターではなく鉄琴を叩いており、ソロもあります。
周りに若干イジられながらも慎重にソロを奏でる田原さんがとても微笑ましいです
「oh LOVE…」のフレーズではみんなで合唱。
歌詞の「窓際に腰を下ろして」の部分を「横浜国際に腰を下ろして」と変えたり。
とてもほっこりした演奏です。
09. MC
主にメンバー紹介。
暗転して次曲へ。
10. Tomorrow Never Knows
“あのイントロ”で会場は大歓声。
ラスサビの「oh oh」「いっそ」はお決まりのように観客が歌います。
11. タガタメ
桜井さんが子供達とサッカーをする映像に映り、インタビュー映像を挟みます。
途中、福岡県に属する能古島の海岸にて、能古島をテーマにした曲をギターで弾き語り。
その『能古島』の歌がとても良い曲なので必見です。
oh 能古
能古島での弾き語り
太陽がいっぱい エイだっている
oh 能古
太陽がいっぱい エイだっている
oh 能古
その後、美しいピアノBGMをバックに桜井さんのインタビュー。
BGMはライブ本編へ繋がり、その演奏に乗せて『タガタメ』を歌い出します。
1番はピアノとアコギと歌のみ。
2番からバンドの演奏が入るアレンジ。
歌詞の言葉ひとつひとつが胸に刺さり、魂の叫びに圧倒されます。
演奏後はOPENING映像の続きがスクリーンに。
12. Sign
BGM『Traveling Bus』と共に流れる映像。
冒頭でシフクノ行きの切符を拾ったはずの男が、どうやらそれをどこかに落としてしまったようです。
場面が変わり、今度は別の少年がその切符を拾い、バスに駆け込んでいく。
と、同時に最後の曲『Sign』のイントロへ。
当時の最新シングルです。
スクリーンにはメンバー4人が常に4分割で映し出されています。
美しい歌と演奏でしっとりと幕を閉じました。
演奏終了後にメンバー全員が前に出て挨拶し、エンドロールのBGMは『言わせてみてぇもんだ』。
公演終了です。
EX01: SPECIAL LIVE at OSAKA
『花言葉』大阪城ホール公演の映像。
元々ツアー本編で演奏されていたが、追加公演では演奏されなかった曲。
EX02: JEN’S PHOTO
JENがツアー中に撮影した写真の画像を収録。
映像ではなく実際に写真をスライドさせながら観ることができます。
見所一覧まとめ
見所①「意表を突いた1曲目」
『終わりなき旅』
見所②「そのからだ↑」
『口笛』
見所③「3段階「STAY」」
『Everything (It’s you)』
見所④「これぞミスチルロック」
『掌』
『ニシエヒガシエ』
見所⑤ 「楽しく生きて行くimageを」
『Image』
見所⑥ 「シフクの天頂バス」
『天頂バス』
見所⑦「田原健一鉄琴ソロ」
『Mirror』
見所番外編「涙の沖縄」
『1999年、夏、沖縄』
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